日刊せみなりーBLOG

小樽と北海道に思う。

更新日:2018/01/29

先日、
中野むつみが代表を務める

NPO法人小樽民家再生プロジェクトが、
小樽市より

小樽市都市景観奨励賞を頂いた。
とても嬉しく栄誉な事だった。

私が、
当社に入社して20年以上経つ。

看護婦時代は、
まちづくりなんて

考えたこともなかった。
転職した当時も

正直なところ
そんなに考えていなかったと思う。

でも、
高度経済成長が終了し、

バブルも弾け、
北海道経済が低迷し、

仕事で出かける道内のマチは
寂れて行く一方だった。

このまま、
北海道はダメになって行くのか。

どうにか、
ならないのか?

と思い始めた頃、
久しぶりに小樽に行き、

ひらめきのように、
小樽の古い建物が宝に見えた。

ここに移り住みたい人は
たくさんいるはずだ。

そして、
NPOを立ち上げた。

その後、
活動をすればするほど、

この活動が
小樽のマチづくりに関わり、

小樽の将来、小樽の経済に、
関わることを実感した。

そして、
このマチづくりは、

小樽のみならず、
北海道中で応用可能だと

思うようになった。
すると、

不思議なもので
私の周りには、

北海道の各地域で、
それぞれのマチを盛り上げたいと

活動している人たちが
集まるようになった。

私は、
北海道の未来に確信をもった。

絶対、生き残れる。

小樽の宝は、
小樽に長く暮らしている人が、

マイナス要因と思っているものだ。

寒い!
雪が多い!
坂だらけ!
山が迫ってる!
隣が大都市札幌!
そして、過去の栄華の古い建物。

小樽も寒いけれど、
雪が降った時の東京の住宅の方が、

もっと寒い。
雪は憧れだ!

坂は人の心を
豊かにする。

山と海の両方を
満喫できるマチ。

大都市札幌が隣だから、
たまには大都会便利さも活用。

そして何より、
小樽の歴史がつくったマチの空気感は、

小樽というマチに
人格をつくり、

それらは、
古い建物によって、

表現されている。

私は、
外部者なので

その小樽の宝を
深く感じることができた。

マチづくりには、
よそ者、若者、ばか者が必要だ。

北海道の各地で、
その地域を愛する、

よそ者、若者、ばか者を集め、
まちづくりができたらいいな。

そしてたら、
北海道は必ず、

元気モリモリになる。
だって、

素材はバッチリ!だもの。

まずは、
小樽を皮切りに

そんな風を吹かしたい。
と、思っている。

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