慣れとは、
すごいものだと思う。

例えば、
紙を使ってのチェックと、

画面上でのチェック。
私は、

画面でチェックは苦手だ。
机の上にコピーした資料を広げて、

見る。
パソコンでもiPadでも、

スマホでも、
画面は軽く読む感じだ。

重要なものや
頭に入れたいものは、

紙ベース。
もちろん、

読書も紙。
スマホで読書をしている人を見ると、

あれで頭に入るのかしら？
と思うけれど、

若いりんごっこRさんは、
チェックも画面で、

おまけに
右の画面と左の画面を

見比べたりしている。
文章チェックも、

これでOK！
すごい。

で、
間違いを、

赤で直したりする。
ふーーーーーん、凄い。

私は、
紙ベースはなくならない。

が、
持論だったけれど、

若い方々を見ていると、
紙ベースがなくなる、

もしくは
非常に少なくなるのも

時間の問題ではないかしら？
と思うようになった。

写真も
デジタル保存は当たり前、

お客様に提出する時は、
印刷もするが、

チェックの時は
データ保存しているものを見る。

向きを変えたり、
あっちでなくて、

こっちがいいわ。
と、

ちゃかちゃか動かす。
机の上にに写真帳が広がらず、

わかりやすい。
時代って、凄い！

と、思った。
そして、

それに少しずつでも、
慣れて行く自分も、

凄い。
人間って、

順応力が高いのかも知れない。

気がつくと、
多くのことがメールとなり、

電話をするのは余程のこと。
出向くことも、

めっきり減った。
文明の利器で、

スピードも行動範囲も
早く広くなった。

それも、
私でさえ使えるのだから、

その簡易さも
大したもんだ。

もしかしたら、
私だって、

紙ベースから
デジタルベースになるかも！

なんて思っていたら、
先日、大阪で知り合った沖縄の方から、

絵葉書が届いた。
ほんの数行だが、

自筆の言葉が綴られていた。
嬉しかった。

慌てて引き出しを探したら
小樽の絵葉書が見つかった。

よし！
私もハガキを出そう！

と、
子供のような字で

返事を書いた。
久しぶりのハガキだった。

デジタルに
どっぷりの中で、

まあ、
手書きも悪くないか。

と、思った。