日刊せみなりーBLOG

40年は長いのだろうか。。

更新日:2018/03/04

久しぶりに
猫の手になって、

社員の手伝いをしている。

『むつみさん、すごいじゃないですか!
すごい気づきですよ!』

と、
ホンワカH君におだてられ、

豚もおだてりゃ木に登る。状態。

『そりゃあ、
昔取った杵柄だよ』

と、
悪い気はしないが、

本当に、
ほんとうに、

昔取った杵柄だ。
私が、

うちの会社の手伝いを
するようになったのは、

36歳の時だ。
看護婦を辞めて、

家で体を休めつつ、
PTAに勤しんでいたけれど、

根が主婦向きでなく、
家にいると飽きる。

そんな私の姿を見て
『それなら手伝え』

と、
父に言われて手伝いを始めた。

まだ、
家族経営みたいな時期で、

母も仕事をしていた。
それから10年くらいは、

チェックと言われる仕事を
していただろうか。

そのうち社員も増えて
私の仕事は

木の調査や経理、総務と
変わっていった。

今年の6月で
会社は40周年を迎える。

初めは、
実家の一部屋から始まった会社だけれど、

みんなで
力を合わせて仕事をする社風は

今も変わらない。

創業者の父は
病気になってからも

会社のことを心配していた。
きっと、

元気に頑張っていると社員たちを
天国で見守ってくれていると思う。

父が建てた社屋は
手狭になってきたけれど、

社員の休憩室もあるし
ロッカー室も、書庫もできた。

来期の目標は
仕事の仕方の改善だ。

若者たちが過去にとらわれずに
計画する予定だ。

今年度が終了するまで
1ヶ月を切った。

むつみさんの猫の手は
気持ちほどの手伝いだけれど、

少しは役に立っているだろうか。

若者たちは、
昔取った杵柄のむつみさんを

不思議そうに見ていた。
むつみさんもできるんだあ。

みたいな感じか。

つくづく
40年の社歴を考えた。

母が自宅でチェックしていたのが
つい、昨日のことのようだ。

手書きの書類はパソコンに変わり、
図面作成はCADになった。

働く仲間も卒業入学を繰り返し、
父と一緒に働いたことがある社員は、

ハリマオウN社長と私を除き、
ホンワカH君、カッコマンH君、

スノーマンK君の3人だが、
40周年の時は、

社員みんなに
会社の歴史を話したいと思っている。

さてさて、
猫の手の出番もあと少しだ。

頑張るかあ!
と、思っている。

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