日刊せみなりーBLOG

生き方を社員に学ぶ!

更新日:2018/03/10

今日の休日は、
ハリマオウN社長コト夫をおいて、

小樽に行く。
もちろん、観光ではなく、

小樽の民家、古民家の
利活用応援!のためだ。

年度末に入り
大忙しの毎日の中の休日、

なのに、
一人出かける私を見つつ、

洗濯機を回す夫に感謝。
滅多にいない夫と思う。

が、
昔からこうだったわけではなく、

共働きの中
どれほど喧嘩したか

わからない。
私が正しい!俺が正しい!

の、
真っ向勝負!

だから、
折り合いがつくはずもなく、

私の心は
いつも戦闘態勢だったように、

思う。
そのせいか、

私は、
40歳を過ぎてから

入院をする病気を
何年に一度か、するようになった。

その度に
夫の家事参加は否応なしに増えた。

最初の頃は
夫の家事の仕方に、

文句を言っていたけれど、
それじゃあ不味いと気がつき、

お願いをする気持ちを
持てるようになり、

夫の家事参加は増えた。
おまけに、

幸か不幸か
内科的一病息災後、

拭き掃除や
高いところに手を伸ばす動作が

できなくなり、
トイレ掃除以外は、

夫の役目になった。
お陰で、

むつみさんにも感謝の心が芽生え、
夫婦関係はうまく行くようになった。

体力がなくて病気がちな自分を、
どこか嘆いていたけれど、

体が弱い事にも
意味があるのだと悟った近頃だ。

が、
私は、

60歳を過ぎて
身に起こる様々な事を

受け止められるようになったが、
うちの会社の気遣いU君は、

30前半で
それを理解している。

気遣いU君の席は
むつみさんの隣なので、

ついつい
声をかけてしまう。

仕事も佳境に入り
みんなが、焦ら立ちやすい環境になっても、

気遣いU君は、
声を荒立てることはない。

当たり前に
どの社員も私生活をもっており、

心配事や悩み事を抱えていて、
仕事が忙しい中で、

あー嫌になっちゃう!
と、思いがちだけど、

気遣いU君には、
それが見られない。

どうしてなの?
と、聞いてみたら、

『全てのことを受け止める事にしました。
それらを乗り越えたら、

必ず、
その意味がわかる日がやってくると、

思うから。』
と、静かに言った。

私は、
気遣いU君のような人を

真の能動的な人間、
というのだと思った。

私だけが忙しい。
私だけが大変。

上司がちゃんとしないから
こんなに忙しい。

部下が仕事ができないから
自分が苦労する。

制度が悪い。
国が悪い。

etc。
たしかに、

それもあるかもしれないけれど、
まずは受け止めて、

今自分が、
しなければならない事を、

一生懸命にする。
そんな気遣いU君は

人一倍感謝の心に満ちている。

普通は経営者の後ろ姿で
社員を学ばせるが

うちの場合、
社員の後ろ姿に学ばせて貰っている。

さてさて、
掃除機を回す夫に感謝し

小樽に出かけるとしよう。

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