日刊せみなりーBLOG

4月1日に思う。

更新日:2018/04/01

今日は、4月1日。
新年度開始の日だけど、

日曜日なので
明日からが新年度だ。

今年は
社員の愛娘3人が新社会人になった。

がんばれえ!
の気持ち。

そして
うちも仲間が増える。

新人S君がやってくる。
2年連続女性社員だったので、

男性社員は
3年ぶりだろうか。

いつもこの時期になると
自分の新社会人の時を思い出す。

看護婦として
新社会人になった私だが、

いやあああ
できない、やる気ない、

でも、
元気だけは人一倍あり、

婦長さんから
『元気だけしか取り柄がない』

と、言われたっけ。
自分でも、

看護婦になりたくて
なったわけでもなく、

はじめての夜勤の時、
深夜の窓ガラスに映る白衣の自分が

他人に見えた。
浮ついているから、

失敗も多い。
昔は、水銀体温計で、

検温が終わると
遠心分離機みたいな機械に

体温計を左右の筒に
半分ずつ入れて

回す。
遠心力で

一度に水銀を下げるのだが、
片一方の筒に全部を入れて回したら、

壊れた洗濯機みたいな音がして、
体温計が飛び出した。

『何やってんの!』
先輩の大声が飛んだ。

仕事がイマイチの分
職場の青年交流会には燃えた。

でも、
仕事が面白くないと

職場では
イマイチの評価であり、

自分でも困っていたっけ。

すぐに結婚して
子供ができて、

その不安定な精神状態のまま、
詰所が異動になり、

後輩もできた。
妊娠中のこともあり、

仕事が内科になって
わからないこともあったのだろう。

その当時
どうも後輩から

私は疎まれた先輩だったらしい。

私が仕事に燃えだしたのは
長女をこの手で抱いた時だ。

この命、消してなるものか。
と思った。

命の重さを感じたら
看護婦の仕事が面白くなった。

まだ、産後休暇は6週だった。
夜泣きのひどい長女だったので、

ほとんど寝ないで仕事に出ていたが
楽しかった。

その後、時が過ぎ、
その時一緒だった後輩と飲んでいたら、

『むっちゃんが産休明けで出てくると聞いて、
あーあの先輩が帰ってくるのか、

嫌だなあって、
みんなで言っていたんだよ。

そしたらさあ、
まるで違う人が帰ってきたの。

びっくりしちゃった』
と、言われた。

きっと、
妊娠中でイライラしてたんだね。

と、
その時は言ったけれど、

それだけではないと
思う。

仕事に自分の中で
意味が見出せない時、

人は生き生きしないし
不平不満ばかりが出てくるものだ。

主体的能動的になれないから。

その後私は看護婦に燃えたが
また転職することになった。

今度は自分で
仕事の楽しさを

見つけることができた。

当社の若者比率は
確実に上がっている。

若い社員たちが
生き生きできる職場環境を

社員みんなで
作り上げることが

今の私の生き生きの元である。

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