時代の変化が面白い。

ここ数年、
当社が受託するお仕事にも

高齢者施設の
調査積算などが増え、

これからの
高齢者時代の先駆けか。

と、
思っていたが、

時代は
その『高齢者』の捉え方自体が、

変わってきているようだ。

気がついたら
寿命が延びていた！世代から、

人生100年時代を
意識して生きていく時代の差だろうか。

例えば
仕事も定年が65歳まで伸び、

それでもみんなお元気なので、
まだ働ける！

なら、
今までやったことがない仕事を！

なんて、
65歳から

全くの畑違いの仕事を始めたり
する人もいる。

かと思えば
現代の転職最終時期は

46歳なのだそうだ。

昔なら考えられない事だった。
でも、

人生100年なら
充分ありえる。

転職後20年以上
働けるのだから。

で、
もう一つの変化は

いわゆる
終の住処の考え方だ。

終の住処の『終』って
いつから？だ。

以前は、
歳を取ったらマンションへ。

そのうち
歳を取ったら介護付き高齢者アパートへ。

だったが、
今は、その『歳』って何歳から？

だ。
先日見た化粧品のCMでは、

『輝ける80代を！』
を謳い、

美しい白髪の女性が
美しく輝いて踊っていた。

そうなのだ！
これからの80代は

輝ける年齢なのだ。
そのCMは

現在の80代を
対象にはしていないと思う。

輝ける80代になるために
今からお手入れを！

という事だ。
そして、

私含めて
今の60代は

そう思っている。
人生１００年なのだもの、

80代でも
パワフルに生きたい！

と、
思っているのだ。

住処についても
考え方は変わっている。

知り合いの40代のご夫婦は
マンションから一軒家に

住み替えをした。
以前なら、

なぜこれから一軒家？
だが、

40代は
まだまだ若い。

土と風を感じる住処に
変えて、

子どもが巣立った後
新しい夫婦の生活を作ろうと

しているのだ。
すごい。

これからは
想像したことがないような

元気でパワフルな
一応高齢者が増えていく。

そりゃあ
体力は落ちる。

雪かきも大変だ。
でもそれは、

元気な生き方を
否定する材料にはならない。

老眼鏡をかけるような
感覚だろうか。

経済も産業も、

介護ではなく
生き方！が、

勝負だ！
と、

化粧品のCMで舞う
美しい白髪の女性を見ながら

確信した次第だ。