日刊せみなりーBLOG

されど時計

更新日:2018/05/02

世の中の進歩って
すごい!

と、
今日も新人S君から教わった。

何がって、
時計だ。

超恥ずかしながら、
当社の時計はよく狂う。

壁掛け時計が二つに
タイムカードが一つ。

気がつくと
どれも微妙に時間が違う。

ねえ、今何時?
スマホが正しいの?

と聞くと、
二つのスマホの時間も

極微妙に違う。

『NHKのポポポポー!は、
どれの時間?』

と聞いたら、
『それは新人S君の時計だ!』

と、みんなが言う。
え?なんで?

それは、
衛星なんたらで、

時間を合わせる時計なんだそうだ。
へええええ

おまけに
太陽電池だかわからないが、

自動充電で電池切れがない。
へええええええ

すんごいね。
新人S君って、時計マニア?

と聞いたら、

『いえ、違います。
社会人になったので、

時間は重要と思い買いました。』
と言う。

えらい!
その通り!

時間にルーズは
社会人として失格だ。

どれどれ見せて!

と見せて貰ったら、
うーん

見かけは普通の時計だが、
めちゃくちゃ細かい秒までわかる。

あ、変な言い方だが、
まあそんな感じ。

えーいくらしたの!
とびっくりしながら聞いたら、

二万いくらだとか、
でも、

楽天だかアマゾンだかで買ったので
本当はもっと高いらしい。

ふーん
そんな値段で買えるのか。

私の時計は
一万円のピンクのお洒落時計と、

父の形見の
ねじ式時計。こちらはお高い。

今はもう売っていないそうで、
時計屋さんに、

『大事にお使いください』
と言われた。

どちらも、
微妙に時間が違うし、

合わせるにしても
秒まで分からず、

若干早めている。
合わせるのはスマホの時間だから、

スマホが狂えば
一緒に狂う。

もっとも、
狂うと言っても

1分そこそこなので、

進んでいる分には
問題はない。

ちなみに
我が家の居間の時計は

頂いてから
26年経つので

電池を変えても
すぐ進み、

ただ今15分、
人生を先に歩んでいる。

時々びっくりするが
進んでいる分には

まあいいか。
と、そのままだ。

たまに遊びに来る子供たちは
『お母さん、直してよ!』

と言うが無視。

不思議だが
会社の時計が狂っているのは

許せない感じだが、
家の時計が進むのは許せるのは

どうしてだろうか。

で、
会社の時計は

ノッポの気遣いU君が、
新人S君の腕時計を元に直してくれた。

が、

『ねえ、みんな
時計を見る?』

と聞いたら
全員、首を横に振った。

パソコンにも
時間が出る時代だ。

すぐ進むなら
会社の壁掛け時計は

外そうかしら。

それとも
衛星で常に正しい時間を打つ時計、

買うべきかしら。
まずはもう少し、

様子を見ようと思っている。

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