日刊せみなりーBLOG

異空間の非日常にて

更新日:2018/05/28

今朝は、小樽で目が覚めた。
それも、

運河沿いの温泉ふる川で。

小樽に泊まったのは、
多分4回目。

なにせ、
近いので、

回数を覚えているくらい
泊まる必要はない。

今回は、
看護学校のクラス会だった。

卒業したのは室蘭だけど、
遠くから参加する人もいて

便の良い小樽になった。
私は、

6年ぶりの参加だ。
3年に一回の開催なので、

一回飛ばすと6年開く。
曜日は、

宿泊費を考えて、
日、月となった。

久しぶりに、
お休みを取って、

本日のクルージングにも
申し込んだ。

6年ぶりに会う仲間は
どんな風に変わっているのだろうか?

いや、
自分はどんな風に変わったのか、

少々怖い感じで
運河まで行く中央バスに乗った。

4月から9月まで、
北大経由の高速小樽号は

小樽駅から運河の
中央バスまで

延長されるようだ。
そうそう、

中央バスの本社は小樽にある。
一度札幌に移した本社を

発祥の地小樽に戻したそうだ。
そこに、郷土愛を感じ入り、

中央バスが好きになった。

運河沿いの歴史的建造物の
バス停で降り、

観光客に紛れて
ふる川に入ったが、

気分は完全に観光客だ。
感じの良い出迎えの中、

旧友に会うと
テンションが上がり、

静かな旅館に
似つかわしくないような笑い声。

あひゃあ
すみません。

その時から、
夜11時近くまで、

話を聞いて
話をして

誰に何を話したか
忘れるので、

きっと
同じ話もなんどもしたが

誰もとがめることもなく、
笑い声は続く。

クラス会は不思議だ。
40年も前に、

共に学んだというだけで、
それぞれがそれぞれの道を歩み、

様々な人生だったのに
あっという間に

クラスメートに戻り、
【今のこと】を話せる。

今回は、
それに加えて、

人生の振り返りも
できた気がする。

『60年生きてきたから、
わかることってあるよね』

最後は、
そんな言葉で結ばれた。

二次会で、
部屋に車座になって近況を伝えた時、

私は、
『ブログを書いているんだけど、

みんなのことを
ライラックのようだと書いたの。

地味だけれど、
一つ一つの花は、

ものすごく可愛くて
素敵だと。』

と、言った。
想像通り、

地味だって!
と、みんなは不満そうだった。

私は、
そんな風に反応する仲間たちが好きだ。

皆同じ年の仲間の多くが
まだ働いていた。

そして
次の生き方を模索していた。

いつまでも
自分らしく生きたいと。

けして華やかではなく
普通に一生懸命生きている人たちだ。

地味だけど
誇らしい仲間たちだ。

非日常異空間の
二日間は瞬く間に終わった。

まるで夢だったみたい。
さあ、明日からはまた頑張ろう。

心からそう思えた
小樽のクラス会だった。

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