日刊せみなりーBLOG

宗谷物語第2弾!

更新日:2018/06/16

暖かい。
何という暖かさ。

つくづく
暑い寒いは比較の問題と

思う今日。
なにせ、

昨日一昨日の稚内宗谷は
激寒だった。

おおおおおお
日本の最北端!

もっとも、
ロシアに、

短期留学経験のあるねあかのT君曰く、
『ロシア人は、北海道から来たというと、

南の国からようこそ。
と、言います。』

なるほど。
やはり比較の問題だ。

が、
寒いものは寒く、

稚内で震えたが、
その体の寒さとは反比例して

心は暖かだった。
なぜかって、

宗谷で会う方会う方が
いい人!

ほんと、
言葉を交わした全ての方が

温かかった。
おでん屋さんの女将さん、

その娘さん、
仕事で伺ったお役所の皆さん、

本当に全ての方々が温かく、
ねあかのT君のと、

感激はひとしお。
帰りの車の中は、

ねあかのT君と
その話で持ちきりだった。

『突然の訪問なのに、
何と親切な対応かしら。

個人情報なので
こちらからは出せません。

という言葉なのに、
全く冷たさを感じない。

一体、何が違うのかしら。』
と、私。

『はい、僕も同じように感じました。』
と、ねあかのT君。

コトは仕事で、
予想外の資料が必要になり、

その発行機関を、
急にお尋ねしたのだが、

まあ
ほんと、親切な対応で、

結果的には
別の機関から頂くことになったのだが、

なんとも心が温かくなった。
で、

そのもう一つの機関を尋ねたら、
私たちの素性を聞く前に

ご自分の名刺を取りに行く丁寧さ。
お話もよく聞いてくださり、

資料も頂けることになった。
それも有難いが、

何よりその姿勢が
温かい。

結果、
仕事は順調な滑り出しとなった。

『言葉の丁寧さじゃないんだよね。
言葉って、心が逆だと、

慇懃無礼になるからさあ』
と、私がいうと、

運転しながら
ねあかのT君も頷く。

稚内から幌延により、
中川町から音威子府、美深に車は走る。

『少しずつ、家、増えますね。
樹木の高さも色も変わって来ました。』

運転しながら
ねあかのT君が言った。

ほんとだね。
都会が近くなる感じだね。

ねあかのT君は、
『宗谷、景色はとても寂しかったですね。』

と、
続けた。

うん、私も久し振りに、
寂しいってこんな気持ちだった。と、

思い出したよ。

でもさあ、
やっぱり、

あんな風に
温かい人間になりたいね。

ねあかのT君は
再び頷いた。

厳しい寒さと
寂しさを感じる景色の中で

ひときわ光る宗谷の人々の温かさ。
あー!大好きだ!

絶対また行く!
大好きな北海道がまた増えた。

記事一覧