日刊せみなりーBLOG

父の日

更新日:2018/06/17

今日は父の日。
と言っても、

父も義父も
こちらにはいないので、

少々寂しい。
が、

玄関でピンポーン!
夫が出た。

ら、
『父の日が届いた』

誰から?

『お酒と生ハムだ。』
と、いつものごとく、

質問と答えが食い違うが、
差出人を見たら、

長女と次女からだった。

よかったね!

早速、LINEで、
夫はありがとうを伝えていた。

私も二人の父が元気な時は、
毎年何を送ろうか、

悩みつつ、
喜んでくれる顔を想像し、

ウキウキしながら送ったものだが、
もらう身になると、

中身は何であれ、
送ってくれることが嬉しいのだ。

我が家は、
自慢したくなるほど、

楽しい家だった。
夫も私も忙しくて、

団欒は少なかったが、
その分、

時間が濃いというか

楽しむにしろ、
喧嘩するにしろ、

楽しい家だった。
だから、

娘たちが次々巣立ち、
夫婦二人になると、

『思ったより、
楽しくないね』

と、寂しかったが、
孫も増え、

仕事は益々忙しく、
新しい社員も増えて、

夫婦二人が寂しいことも
忘れていたが、

こうやって、
父の日の贈り物が届くと、

嬉しさと
そして、

ワイワイガヤガヤの
子育て時代を思い出し、

ちょっぴり
複雑な喜びとなる。

ふと、

我が社の社員たちは
父の日の顔出しをしただろうか。

と思った。
出張で遠出をすると、

社員たちの家族の話にもなり、
その度に、

『家に顔を出しなさいよ。
親って、嬉しいものよ。』

と、いう私。
特に男の子に言う。

『そうですか〜』
と、呑気な答えが多い。

『そんなに、
会いたそうでもないですよ』

いえいえ、
会いたいのよ。

顔を見るだけでも嬉しいし、
電話で声を聞くだけでも、

ホッとするものなのよ。

と、
話していて気がついた。

そうか、
うちの両親も、

義父母も、
子どもの顔を見たかったのね。

忙しさにかまけて
会社の隣にあった実家にさえ、

たまにしか
顔を出さなかったことが悔やまれる。

せめて、
週一回は、と、

一人残った母を
夫婦で訪ねることにしているが。

さてさて、
本日の父の日、

遠くにいる娘たちに変わって
夫にお祝いをしてあげようか。

父の日も
母の日も

夫婦の日である。

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