日刊せみなりーBLOG

会社の誕生日に思う

更新日:2018/06/26

今日は会社の誕生日、
満40歳だ。

当社は、
私の父がつくった会社だ。

父は、
樺太から引き揚げてきて、

北海道庁に勤めた。

だから、
私は官舎で育ち、

叔母たちの多くも道庁に入り、
私にとって、

大人はみんな公務員?
みたいな感じで大きくなった。

ので、
父がどうして起業をしたのか、

その辺りはよくわからないが、
役所の仕事が

民間委託されていくのを
考えての起業だったとは

思われる。
が、

父が、
どんな会社を作りたかったのか、

なんとなく理解したのは
今年の5月になってからだ。

父は、
戦争がなければ

樺太で神主になっていたはずで、
今年の5月に、

私は、
父が神主の勉強をしていた神社を

訪ねることができた。
岡山にある宗忠神社だ。

そこで初めて
その宗派の教えを知った。

それは、

『人のため社会のために祈り
真心をつくす。』

であり、

天地の心は『誠』
人に社会に天地自然に誠実であり、

誠意を尽くす人でありたいもの。

と、
言う考え方だった。

これは、
ハリマオウN社長がつくった理念と

一致していた。
ハリマオウN社長は、

娘婿だから
父とは血が繋がっていないが

色々なところで
共通点があり、

その一つが
人に対する優しさだ。

父もハリマオウN社長も
限りない優しさを持っている。

そして、
父は面倒見も良かった。

これは、
私に引き継がれていると

自負する。

なにせ、
手相を見て貰ったら、

先生の第一声が
『お節介が手相に出ています!』

だったから。
一緒にいた友人が、

ゲタゲタ笑って
当たってる!と言った。

まあ、
自覚していないわけではない。

自分で力になれることがあれば!
と、

すぐに動き出す。
たまに、

『それ、中野さんの仕事に役立つの?』
と聞かれるが、

簡単に答えると
役には立たない。

でも、
人が幸せになれば

巡り巡って
自分にも幸せが来るだろうし、

それが、
誰かの仕事に役立つことなら、

北海道経済が元気になって、
風が吹けば桶屋が儲かる!

で、
うちの仕事も元気になるはずだ。

そのお節介の典型が
小樽に作った、

NPO法人小樽民家再生プロジェクトだ。

小樽のみなさんにとっては、
お節介もいいところだろうが、

今回ご縁を頂いて
まちづくり法人国土交通大臣賞審査委員長賞

を頂き、
本日、小樽で授与式があった。

これからが
本番の意気込みだが

やはり嬉しい。
で、思った。

どうせお節介を焼くなら
達人になろう。

私にできることなら
なんでもしよう。

北海道経済が元気になるには、
マチが元気にならなくちゃあ。

なので
数日前から

あえて、
お節介の達人 マチづくりご相談承り役

を名乗ることにした。
何もできない私だけれど、

なぜか人と人を
結ぶコトにはたけている。

父の思い、
人に社会に誠意を尽くす人であれ。

今日の日を大切に
マチづくりご相談承り役中野むつみ

悪くない役回りだと思っている。

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