日刊せみなりーBLOG

釧路で雄武町に出会う?!

更新日:2018/06/28

訳あって、
釧路日帰りの旅2日目。

昨日は、
ねあかのT君が運転する車旅だったが、

本日は、
一人JR旅だ。

札幌駅のみどりの窓口には
吉永小百合のポスターが貼ってあり、

熟年旅を勧めていたが、
何とまあ、

吉永小百合の
座り姿の美しい事。

背筋が綺麗だ。
思わず、自動扉に我が身を写してみるが、

うーん
比べることが

そもそも間違い。
と、目をそらす。

とにかく
JRで釧路に行くのは

めちゃくちゃ久しぶりなので、
仕事なのに、

心は踊る。
片道4時間の汽車の旅だ。

札幌を出るときは
霧が出ていたが、

汽車が
釧路に向かうにつれて

空は晴れ、
釧路に着いたら晴天だった。

乗ったタクシーの運転手さんは女性で、
ついつい話も弾む。

『今日の最高気温は20度なんですって。
釧路じゃあ、真夏ですよ。』

運転手さんの声は明るい。

たしかに
釧路で20度は真夏だ。

ハリマオウN社長は釧路出身なので、
両親が健在の時は、

夏によく遊びに来たが、
ストーブを炊くこともよくあった。

『私は、暑さが苦手で、
夏に30度になるところでは生きていけない』

と、
運転手さんは笑っていた。

話によると
その運転手さんは、

雄武町の出身という。
稚内のすぐ下オホーツクだ。

『家の前がすぐ海で、
引き潮になったらウニだってなんだって、

取り放題でね。
そんなところで育ったから、

釧路に来たときは
都会すぎて性に合わなくて。

慣れたのはここ10年くらいですよ』
と、運転手さんは言った。

雄武には、
まだ行ったことがない。

つい先だっても稚内に行ったが、
雄武までは遠く、

足は伸ばせなかった。

『雪の降る中、
母親の角巻の中に入れられて、

銭湯に行ったのを覚えています。
流氷の上でも遊んだしね。』

運転手さんの話は飽きなかった。

『雄武は雪が降るんですか?』

ちょっと予想外だった。

『振りますよ。
雪が降る分、釧路より冬はあったかい。』

なんとなく
わかる気がする。

『釧路の冬は寒いですからね。
お正月に来ると、

裸で海に
吊るされたような気がするほどでした。』

私が言うと
運転手さんが頷いた。

その運転手さんの話し方は
誰かに似ていた。

誰だろう。
と考えて気がついた。

サロマ湖で
漁師の妻をしているIさんだった。

きっと
オホーツクの海の言葉が

あるのだと
思った。

仕事が終わった後
私はそのタクシーで

夫の両親が眠るお寺さんに
つれて行って貰った。

久しぶりだ。

帰りのJRまでの短い時間を
ステキな女性タクシードライバーと出会い、

楽しく有意義に過ごすことができた。
なんとなく、

今度、
雄武町に行けそうな気がした。

皆さんは、
オホーツクのマチ、雄武町をご存知ですか?

マチづくりのご相談承り役
中野 むつみ

記事一覧