日刊せみなりーBLOG

はるか遥ハルカ

更新日:2018/07/27

本日は、
室蘭に来ている。

仕事だ。
相棒は、一本気Oさん。

私も、一本気Oさんも、
室蘭に縁があり、

なんだかんだと
話も弾む。

仕事も無事終了し、
ホッとして、

帰りは、
樽前から支笏湖に入る道を

車は走った。
会社が川沿にあるので、

支笏湖を通る方が
早いのだ。

細めの曲がりくねった舗装道路に、
緑のトンネルが続き、

幻想的な気分である。
『この樹々のトンネルは、

素敵だよね。
昔は、こう言うトンネルじゃなくて、

本当に
木の枝をバリバリ言わせて、

通った道があって、
一歩間違えば、

支笏湖に落ちそうだったんだよ。』
と、

大昔の話をしたら、

『その道は通行止めになっています。』
と、一本気Oさんが言った。

そうなんだあ。
昔だから。

と、
そこから話は、

昔話になった。
一本気Oさんは、47歳だが、

なんとなく
私の話が通じそうな雰囲気なので、

『一本気Oさんは、
給料が現金だった時代を知ってる?』

と聞くと、

『いえ、知りません』

えええ!!!
そうなの?

知らないの?!
びっくりだ。

昔、
給料が現金から振込みになる時、

そりゃあ
大騒ぎだった。

あんまり
自動引き落としも少なく、

口座も、
そんなに持っていなかった時代だ。

そういえば、
自動引落ちじゃない時って、

電気代とか
ガス代とか

どうしていたっけ?
と、聞いても、

一本気Oさんが
わかるはずもなく、

考えていて
思い出した。

集金に来ていたのだ!
今時、

集金に来るのは
新聞屋さんくらいだ。

それも
カード支払いがOKなとこもある。

一本気Oさんが、

『時代の変わり目を知っているって、
面白いですよね。』

と、言った。
たしかに面白い。

FAXがではじめた時、
部署間で会話がなくなる。

と言うのが
話題になった。

電話さえしなくなる。
と言う感じか。

FAX、届きましたか?
と言う電話は無駄か?

なんて議論をしたっけ。
と、思い出す。

一本気Oさんは、

『僕は、コンピュータの移り変わりの時期に、
居れたことが楽しかった。』

と、
私には無縁な話をしていた。

そして、
話は未来になった。

『伸びやかS君は、
自動車のキーの差し込み方を知らなかった。

きっと、
将来は、ハンドルを知らない人が

増えるんでしょうね』
と、一本気Oさん。

自動車は、
まさしく自動で動く車になるのだろう。

いやはや
びっくりである。

私にとっても、
一本気Oさんにとっても、

青春時代を過ごした室蘭に、
行ったためか、

頭が少し過去になったようだ。
久しぶりに思い出した過去は、

遥はるか、大昔であった。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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