真夏のような昨日、
いえ、

今日も、
真夏のような真夏だが、

あまりに突然の夏到来！
に、

心も体も付いて行かず、
昨日の夜は、

夕食を作る気にならず、
『外食しようか？』

と、
なった。

行き先は
いつもの牛角。

歩くには遠く、
タクシーには近いが、

バスは来ず、

で、
えーい！

タクシーだ！
と、

大盤振る舞いで
ヘーイタクシー！と、

牛角に出かけたが、

『お客様、
すでにご予約のお客様でいっぱいで、

1時間半以上お待ち願います。』
とのこと。

誰しも考えることは
一緒らしい。

仕方なく、
『どうする？』

と、
夫に聞くと、

絶対外食！
絶対焼肉！

うーん、困ったね。
どこ行ってもいっぱいだよ。

と、
話しているところに、

タクシーが一台、
横道から出てきた。

ので、
手を挙げた。

行き先も決まっていないのに。

で、
乗ってから、

『どこ、いく？』
なぜか夫は、

『澄川』
え？お店、決めてから動こうよ。

なんと、
嫌な客だろう。

その時、
優しい運転手さんが言った。

『お客さん、向かいの半蔵門、
美味しいですよ。』

牛角の斜め向かいにある焼肉屋だ。

いつも気になっていたけれど、
新しいお店が苦手なわたし達、

行ったことはなかった。

よし、行ってみよう！

『運転手さん、良いんですか？』

『まだメーター、
動かしてないから大丈夫ですよ』

すみません！
情報だけ貰って！

と、
優しい運転手さんに挨拶し、

二人は
初体験焼肉屋さんへ。

答えは、
当たり！

美味しくて
あづましくて

超満足だった。

このお店、
初めて入った時は

お蕎麦屋さんだった。

『随分、昔だよね』
と、夫と話した。

美味しいお店だったけれど、
残念ながら閉めてしまった。

その後にできたのが
半蔵門と言う店だった。

店のチラシには、
南区の皆様に愛されて21年

と書かれていた。
そんなになるんだ。

迎えに牛角があって
よくぞ持ちこたえた！

と、
思うが、

バイトらしい店員さんたちも
一生懸命で気持ちよく、

値段も手頃で美味しいからか、
家族連れでいっぱいだった。

あの親切で
優しい運転手さんに感謝だ。

夏休み、
孫たちを連れて来たい。

久しぶりに
そんな気がした店だった。

全く業種は違うけれど、
うちも、

初めて関わったお客様に
そう言われる会社になりたいと

思った。

お節介の達人
まちづくりのご相談承り役 中野むつみでした。