日刊せみなりーBLOG

お墓で思う

更新日:2018/08/05

昨日は、
叔母であり会社の相談役であった、

亡き中川絃穂の納骨をした。
色々あって、

雪解けからだいぶ経ってしまったが、
色々あって、

取り仕切りは
私の役目になったのだが、

今まで
何度か納骨に行ったが、

まさか
将来自分が取り仕切るなんて

夢にも思わず、
お供物、お花、etc。

神道に沿って何を用意するのかもわからず、
墓石はどうやって開けるのか?

父の時は、
どうだったけ?

と、
しばし前から、

右往左往。
親切な、

里塚の墓石屋さんにも助けられ、
どうにか、

儀式は終わった。
父が里塚に作ったお墓には、

中川家と言う字は
ない。

代わりに、
【眞】の一字だ。

娘ばかりだし、
誰が入っても良い。

と言う亡き父の心でもある。

祝詞も終わり、
参加者のお参りも終わり、

お骨は
カロウトにあけられた。

会社の仕事で
お墓の移転にも関わったので、

カロウト
と言う言葉は知っているが、

今ひとつ、字に自信がない。

骨は土に還るので、
カロウトの下は土である。

お墓の背面には
祀られているご先祖の名前が

書かれてあった。
樺太からの引揚者であった父は、

樺太で亡くなった妹や
ご先祖のお骨は、

持ってこれなかったが、
御霊様は持ってきて、

神社に預けていた。
墓石に名前が刻まれているが、

骨はなく魂だけが
おられるようだ。

叔母のお骨は
無事、お墓の中に収まった。

寂しいけれど
ホッとした。

お盆前の里塚霊園は、
まるでお盆のように混んでいた。

お盆の混雑を回避しようとする人と、
お盆はお出かけする人と、

先のお参りをしているのだろう。
どちらでも、

気持ちがあるから
できることだ。

デイサービスの車も来ていた。
どうも、

お墓詣りツアーのようである。
里塚霊園は平坦ではあるが、

公園のように芝生になっているのが、
車椅子には少々不便であるようだ。

今回も
車椅子の叔父叔母は

参加できなかった。

『一年祭は、エレベーター付の
ホテルでやってね、絨毯はダメだよ。

車椅子が引っかかるから』
と、叔母の一人が言った。

了解!
使いやすいホテルにするわ!

若い時は
行楽気分で行ったお墓詣りだが、

今は
心からのお参りになった。

納骨とお盆のお参りは
別物。

兼ねることはできないと
以前聞いた。

あと、
1週間ちょいで

お盆が来る。
叔母の初盆である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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