日刊せみなりーBLOG

帯広にて

更新日:2018/08/09

今朝は、
帯広で目覚めた。

昨日、
札幌市内の現場を終えた、

一本気OさんとはにかみRさんと、
合流して夜の高速を飛ばした。

あ、いえ、
制限速度内で。

運転は、一本気Oさん。

私は後部座席で
二人の会話をBGMに、

本を読んだり
考え事をしたりだから、

楽だった。
取ったホテルは、

ドーミーイン。
というか、

前日予約だったので、
旅費内で宿泊できるのは

ここだけで、
もち、素泊まり。

夏休みのせいか、
いつものビジネスホテルは、

満杯だった。
久しぶりの帯広は、

水曜日なのに、
人で賑わっていた。

十勝はプチバブル、
と言うのは本当らしい。

それでも、
空き地は増えていたが、

その空き地を使って
屋台ができていたり、

ドーミーインの横では
ビアガーデンが行われ、

その舞台では、
生バンドで誰かが歌っていた。

『ねえ、この歌、素人だよね。』
と、私が言うと、

『そう思いますよ』
と、はにかみRさんが答えた。

どうも、
素人歌合戦が行われているようだった。

珍しいなあ
と思いながらホテルに入った。

遅い夕食は、
【とっくり】に行った。

ここも久しぶりだ。

『帯広の現場に来ると、
ここにみんなでよく来たの』

地元の人に愛されている居酒屋だ。
突き出しは、

いつもの半熟ゆで卵煮。
多分、何十年も同じ突き出しだ。

『美味しい!』
一本気OさんもはにかみRさんも、

気に入ってくれた。

一本気Oさんは
美味しそうにビールをグビグビ開けた。

なんだかんだと
喋って呑んで、

一時間ちょいでお開きにした。
『では、明日は8時出発で!』

はいよ〜

久しぶりの短い帯広の夜は
終わった。

そして、
今朝、早朝散歩で見た帯広の繁華街は、

なんだか少し、
違って見えた。

何が違うのかしら?
函館の五稜郭で感じたのと

同じ感覚。
わかった!

看板だ。
原色の看板が増えたのだ。

それも、
全国チェーン店のもの。

地元の店は、
シックな感じの広告が多いから、

本州勢が、
目立っていると言うことかしら。

ふと、
5月の連休に訪れた岡山の繁華街を

思い出した。
街全体がシックなお洒落感があった。

ちょっとだけ
複雑な気分だったけど、

仕方がないよね。
と、思いながら歩いていたら、

私より少し年上のご婦人に、
声をかけられた。

『カラスがすごいから
気をつけて下さいね!

私は、毎朝散歩しているの。
元気に長生きしたいから』

ご婦人は明るく言った。

『私は毎朝、
テレビのラジオ体操をしています。』

私も笑って答えると、

『お互い頑張りましょう!』
と、ご婦人は言い、

笑顔で手を振ってくれた。

いいなあ、
帯広。

街は変わるけれど、
人は変わらないもの。

さあ、
頑張って元気に働こう!

なんだか嬉しい朝の散歩だった。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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