日刊せみなりーBLOG

繰り返す?

更新日:2018/08/19

本日の早朝の便で
愛知の長女家族が帰っていった。

これで長かったような
短かったような

中野さんちの
夏休み行事は終わった。

長野の次女家族は4日に来たから、
2週間以上非日常が続いた。

少々疲れ、
そして帰った後は

祭りの後の寂しさがある。

早朝の千歳空港には、
そんな感じのジジババが

いっぱい居た。
ジジババと言っても、

私たち夫婦と同世代だろうか。
不思議に、

ジジが孫を抱いている人が
多かった。

私は余計な観察力で
周りの家族を、見ていた。

あ、この家は、
娘の親御さんだわね、

あ、この家族は、
息子の親御さんね。

と。
一様に、

孫への笑顔は半端なく、

やっぱり、
盆暮れに帰省するのは

大切なのだ!
と、

ジジババの立場で
一人頷いていた。

日本の休みは短いから、
お盆や正月に実家に帰ると、

家族だけで楽しむ時間がなくなる。
だから、

特に、
夫の親元や

妻の親元の
気遣いが必要な

義理のところに帰るのは、
少々億劫になりやすいが、

それはやっぱり、
大事なことなのだ、

と思う。

うちの子どもが小さかった時、
夏休みは釧路に帰った。

JRで帰るときは、
駅のホームに、

必ず義父母が並んで待っていた。

車で帰るときは、
実家の窓から、

うちの車が見えないかと、
義父が待っていて、

玄関に着くや否や
出迎えてくれた。

娘たちは跳ねまわり、
私は義母と話し続けた。

その語らいは
夜半まで続き、

飽きることはなかった。
飲兵衛の嫁さんだったけれど、

それを楽しんでくれる義父母だった。

今、
3人の娘たちが、

それぞれに
婿さんの実家に行き慣れているのは、

昔の釧路の経験があるからかしら。
と、ふと思った。

空港で、
娘家族がゲートの向こうに消え、

私たちは、
『やっと静かになったね。』

と、
言いながら、

空港のレストランで
無言で朝食を取った。

あーまた
日常に戻る。

よく、
釧路の義母も、

『芳たちは帰ったら
寝ちゃった。

でも、
幸せだったからまた来てね』

と、
言っていたのを思い出した。

帰って来てくれる娘家族に感謝しつつ、
義父母の優しい顔を思い出す時間。

今日は、
義母の命日だ。

夏休みの終わりに逝った
義母を思い出しながら、

今日は夫婦二人の
夕食である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

記事一覧