本日は、
朝早く

ハリマオウN社長は
タクシーに乗って出発。

珍しくJRで函館行きだ。

早起きして
カバンの中をチェックする夫。

この辺りは
私と違い慎重だが、

忘れ物も多いので
私も視野の片隅に

夫を入れ
お節介チェック。

あら、
JRの切符を出したわ。

忘れちゃうから
早くお財布に仕舞えばいいのに。

と、
思ったまでは覚えているが、

なにせ
朝なので、

あーして
こーして

と、
忙しく、

そうだ！
今日は燃えないごみの日で

重いのだった！
と気がつき、

『ねえ、燃えないごみ、
出す時間ある？』

と、
夫に聞いたら、

優しい夫は、
『ああ、いいよ』

と、
重たいゴミ袋を出してくれた。

ら、
ちょうどそこへ迎えのタクシー。

まだ部屋着だったので、
ドアの外には出ず、

マンションの門から
タクシーが出るまで

バイバイした。

ここまで見送ったら
大丈夫。

何がって
鍵を閉めても。

忘れ物をして
戻ってきたら、

鍵がかかっていたら
焦るじゃないですか。

それにどうも、
がちゃんとかける鍵に抵抗がある。

ので、
安心して、

ガチャリ。
と鍵を閉め、

居間に戻ったら、
ガタガタガタ！

玄関ドアを揺する音、
え？！

と、
慌てて玄関を開けたら

夫が
『切符、切符、JRの切符！』

あー
危惧していたことが

当たった。
カバンから出した切符が

そのまま
テーブルの上にあった。

『早く気が付いて
よかった！』

夫は切符を持って
再びタクシーへ。

今度も見送ったが
いはやは、

感が当たった。
が、

私はなぜ
切符を仕舞うまで

確かめなかったのかしら。
そうだそうだ、

子供じゃないんだから
心配しすぎ！

と思ったのだった。
まあでも、

気が付いて
良かった。

きっと、
胸騒ぎがして

切符をタクシーの中で
確かめたのだろう。

不思議に
何か大事なものを忘れた時は、

あれ？！
と、思うものだ。

これは
人間に備わっている防御反応の

一つかも！
と、思いつつ、

鍵をがちゃんと閉めた。
まさか、

もう戻っては来ないだろう。

と、
テーブルについたら、

玄関の鍵が
ガチャガチャ！

なんだ！

と思ったら
三女だった。

出勤の途中に
寄ったらしい。

やれやれ
と思いつつ、

早速父親の失敗を
披露した。

まあなんですね、
物忘れ、早とちり、勘違いが

増える年頃、
非難し合うより

助け合おうと
思った次第。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。