日刊せみなりーBLOG

地震直後の朝

更新日:2018/09/08

多分、
まだ地震の真ん中に

いるのだと思う。
厚真町は、

仕事で何度も訪れた場所。
あの山々も、

その下に
ゆったりと存在した民家も

記憶に新しい。
亡くなられた方々の

ご冥福を祈ります。
そして、

早くに皆様が救出されて
ご家族の元に

戻られますことを。

あの日、
虫の知らせか

朝の2時44分に目覚め、
トイレに行き、

寝付かれずにいたら
小刻みだけど強い揺れが

始まった。
夫は、社員と暑寒別にいた。

ここはマンション、
タンスが倒れても下敷きにはならない。

と、
自分に言い聞かせていたら、

触るとつく!スタンドが
触らないのに

ついた。
揺れでついたらしい。

大丈夫、
ここは最強の地盤だから。

と、
思っていたら、

地震は収まった。
よかった。

と、
思った途端、

再び揺れが始まった。
前より揺れが強く、

頭の上を
枕で覆った。

気は心
そんな感じだ。

揺れの最後で
ついていたスタンドの光が

消えた。
停電?

真っ暗な中を
二階というか、

一階の居間に上がった。
我が家は斜面に建っている。

一階も
地階も

一階。
でも、斜面なので

旧道と呼ばれるバス通が見えるが、
なぜか、

車がいっぱい走っていた。
どうしてかしら。

わけがわからなかったが
余震が怖いので

そのまま
起きていた。

お仲間が
メッセンジャーで

大丈夫?
と言ってくれた。

なんと有難いSNS。
夫からは何も言ってこないが、

留萌だから
大丈夫だったのだろう。

安眠を邪魔しないことにした。

朝、
6時。

あ、電気がつかないと、
マンションは水が出ない!

と、気がついた。
やれやれ

そして、
携帯もiPadも

充電できないことに気がつき、
いつも夫任せなのでよくわからないけど、

コンビニに行けば
なんとかなるか。

と、
うちの居間から見える

旧道のコンビニに
向かったが、

すでに道路は
車のラッシュ。

なぜだろう。
と、コンビニに行って

理解した。
すでに

様々なものを買い求める人で
セブンはごった返していた。

あとでわかったが
セブンは自家発電があり、

レジスターも
ナナコも稼働していた。

水はなく
ポカリとブラックコーヒーの

ペットボトルを
買った。

さて
会社はどうなっているだろう。

と、
歩いて5分の会社に向かったが、

犬を散歩させている方
道路を掃いている方

など、
?の日常の方々が

いらして、
?。

会社は全く無傷。
地盤がいいので落下物の一つもなし。

電気さえ通れば
どうにかなりそうだった。

家への帰り道
ファミマが開店し始め

人が並んでいた。
よくわからないけど、

並ぼう!
と並んだ。

こちらはレジが動かないので
卓上計算機で計算し、

現金のみ。
入店数を区切りながら

お客さんを入れていた。
優しい奥様に、

『ラジオ、ないんですか!』
と、驚かれつつ、

和やかに
順番を待った。

その後、
どんなことになるのか

不明だったけれど、
なんだか町中が優しい空気に満ちていた。

続きはまた。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

記事一覧