日刊せみなりーBLOG

厚真町に思う

更新日:2018/11/06

今朝、
ハリマオウN社長は

地震で大きな被害を受けた3町に
お見舞いに行っている。

ハリマオウN社長は、
補償コンサルタント協会北海道支部の

支部長でもあり、
他の役員の方々と

訪問をしているのだが、
聞くところによると、

復興には、
まだまだ時間が、

かかりそうとのことで、
年末に向けて、

大変だろうと
胸が痛む。

少し前になるが、
厚真町の役場の方のお話を

聞く機会があった。
地震がなければ、

厚真町の古い歴史ある建物の
活用事例を聞く会だったが、

地震により、
多くの歴史ある建物も壊れ、

また
移築して再生した家は残ったけれど、

寄付してくださった所有者の方は
地震で亡くなられ、

お話を聞くだけで
いたたまれない気持ちになった。

それでも、
まだお若い厚真町の役場の方は、

とにかく、
復興に向けて頑張ります。

と、
力強く話されていて、

聞いている方が泣いてはダメだなあ。
と、涙を飲み込んだ。

先日、
その話を、

長らく道政に大きく関わられた方に

お話をした。
その方は、

道政から引かれた今も、
北海道をこよなく愛し、

まちづくりに
強い関心を持たれているが、

その方は、
『厚真町も古い歴史ある建物を活かして、

まちづくりに
取り組まれていたんですね。

大丈夫ですよ、中野さん、
そういう町は、

必ず復興しますよ。
町に力があるのですから』

と、
優しい口調で言われた。

私は、
そうかも知れない。

と、
思った。

厚真町にはご縁があり、
仕事で何度も行った。

あつまの湯にも、
数え切れないほど泊まった。

静かな町だった。
その町が、

まちづくりに
熱意を持って進んでいた。

古い歴史ある建物を調べ、
利活用する移住者を探し、

本当に
移住者を呼んだ。

多分、
北海道は知っていても

内地の多くの方は
地震まで厚真町を知らなかったのでは

ないだろうか。
そこに、

古い建物を利活用する移住者を
呼んだのだ。

それは、
半端ない努力であったと思う。

そう考えると、
その粘り強さ、

行動力をもってすれば、
あの大きな被災からの復興も、

必ず成し遂げ、
もっともっと、

素晴らしい町を
作り上げるのではないか、

と胸が熱くなる。

とはいえ、
これから冬になり、

被災された方々の
胸にうちは、

苦しいものがあるだろうと
思われ、

何か一つでも
力になれることがあれば

と、思っている。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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