日刊せみなりーBLOG

金沢は

更新日:2018/11/10

めっちゃ久しぶりに
金沢に来た。

多分、
20年ぶりくらいだろうか。

小松空港から金沢に入ったのは
5時過ぎで、

すでに真っ暗だった。
最初の印象は、

随分暗めだな。
駅前から香林坊に向かっても、

その感覚は続く。
感じとしては、

札幌の地震後の
節電をしていた街中くらいか。

街灯も、
趣あるデザインで、

なんとなく
計算された暗さと感じる。

ホテルも
クラシカルでお洒落。

高校のクラス会に
ぴったりだわ!

と、
ウキウキしながら

フロントに行ったら、
偶然、旧友たちがチェックインしていた。

お洒落なクラシカルな
ホテルのロビーで、

ええ!!
わー久しぶり!

変わってないね!
ええ?誰だかわかる?

の歓声が響く。
まったく変わっていない私たち。

今回の金沢は
高校のクラス会だったのだ。

高校といっても
中学からの学校だったので、

『知ってた?
私たち、出会ってから50年なのよ』

だそうだ。
旧友の話に、

50年の歳月が走馬灯。

あの頃は、
みんな可愛かった!

制服はセーラー服で
真っ黒。

でも、
少女たちは色白で明るく

笑ったら止まらず、
時に知的な友が、

しー!と言う。

今もそれは同じで
様々な人生を乗り切って今があるのに、

静かで知的な友は
やはり静かで知的。

明るく優しい友は
やはり明るく優しい。

苦労を
一人で背負っていたような友は、

荷を降ろせたことを
これまた、

笑いを取りつつ話してくれた。
女性の人生は、

おもしろいとつくづく思う。

中に、
24歳で結婚し、

ずーーーーと
専業主婦を勤め上げ、

4年前から
事業を始めた友がいた。

塾のような事業だけれど
仕事が面白くてたまらないと言う。

そうかと思えば、
3年前からコーラスを習い始め、

80歳を超えた先輩たちが、
胸躍らせて新曲を覚える姿に

生き方を学んでいると言う友。

友たちのスピーチに
質問がやまほど入り、

なぜか
全てが大笑いに変わり、

お腹に入った金沢の美味たちも
さぞやビックリだろう。

と言う晩餐会だった。

かく言う私は
いつもと全く違う感性を刺激され、

場は非日常なのに、
ふと日常が思い出され、

思わね気づきが浮かんで来たり、
不思議な時間でもあった。

それぞれに
親の介護が現実的な話で語られたが、

友の話を
みんなが、ウンウンと受け入れるのも、

旧友だからだろうか。

私は、
高校のクラス会は2回目、

出席率の低い代表のようなものだが、
それでも、

なんの違和感なく
その場に居られる心地良さ。

忙しいさなかだったけれど
思い切って休みを貰って

よかったなあ。
と、心も満腹の

金沢1日目だった。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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