忙しいさなかに
ごめんなさい！の、

金沢クラス会参加の旅も
今日で終わりだ。

高校のクラス会なのだが
半分近くが内地に住み、

ならば、
全く違う観光地で！

と、
金沢になったのだ。

きっと、
私の知らない自分に会えるのでは？

と言う予感で、
私は、クラス会参加2回目、

14年ぶりの参加だった。

で、
結果は、

完全未知の過去の自分と
遭遇した。

旧友たちが昔、
私に感じていたものは、

私の想像とは、
かけ離れた私だった。

これは面白かったが、
今の自分たちの未来の話も面白く、

高校の仲間たちも
類友のようだった。

そして、
観光地金沢にも驚愕した。

20年ぶりくらいだが、
もともと、

ステキな観光地ではあったが、
その観光客の数が半端ではなく、

どこも長蛇の列。
どこもかしこも、

人にぶつかって歩くほどで、
これは、

新幹線効果だと言う。
この混みようは、

本州では有名らしいが、
北海道までは噂は、

響いて来なかったようだ。

今回のクラス会は
幹事の旧友たちのがんばりで、

ステキなホテル
美味しいレストランと割烹、

そして、
お宿を予約でき、

超満足の、
笑いと美味の旅になったが、

その予約取りは
困難を極めたらしい。

そのくらいの混みようだった。
のだが、

もう一つ
感動したのが、

旧家を利活用したカフェの
美味しさ、美しさだ。

おいしいとは、
美しい味と書くが、

まさしく
美しく美味しいのだ。

店の前に
センス良く置かれたメニューや

写真は、
ほんのちょっとの気配りで、

写真なのに品よく収まり、
しばし立ち止まって、

時間がないのに、
入りたくなる感じだ。

北海道の旧友たちは、
『この完成度、北海道も学ばないと』

と、皆、思った。

悔しいが負けている。
でも、

そこに使っている小豆も牛乳も
白豆も、

みーんな、
北海道産なのだ。

今、北海道は、
地震後の観光客の落ち込みで

呼び戻しに必死だが
このままでは、

負けてしまうと
本当に思った。

マチの宝を
どう生かすか、

どんな町にするか。
と、

観光客を、
満足させられる「コト、モノ」

をどう作るか、
の二つを同時に極めなければ、

リピーターは生まれないのだと
ほぼ完璧な観光地金沢で学んだ。

旧友たちとは
新しい次のステップを

生きようと
語らいあったが、

マチづくりも一緒だと
思った。

どう
次のステップに

進むのか。

それぞれに苦労をしながら
一歩一歩生きてきた前向きで明るい旧友たち。

金沢の地で
その輪に中にいた3日間は、

私のまだ目覚めていない脳みそを
覚醒させてくれたようだ。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。