日刊せみなりーBLOG

大福!

更新日:2019/01/20

酒豪だった人が、
ある日突然、

意味もなく下戸に変わる。
皆さんは、そんな話を信じるか?

私は、
信じられないが、

自分がそうなったので、
信じるしかないのだが、

これがなかなかきつい。
だって、

お酒の美味しさを
いやっというほど、

知っているのだもの。
で、

多分神様が、
不憫に思ったのだろう。

ひどい喰わず嫌いを
直してくれた。

そして、
今まで嫌いだったものを

好きにしてくれたのだ。

その一つが、
あんこ。

そう、
あの小豆で作ったあんこ。

その中でも、
滅多に食べなかった大福が

大の好物になった。
小麦系より餅系だ。

昨日訪れた小樽には、
昔から餅屋が多くあり、

今も健在だ。
どうしてこんなに、

餅屋が多いのか
不思議だったが、

昔、
小樽が栄え、

日本有数の金持ちが小樽に生まれたが、
それと同時に、

多くの労働者が
日本中から集まったそうだ。

その人たちは
橋桁の荷下ろしが仕事で、

すぐに食べられてお腹が膨れる
お餅や大福が大人気で、

それであちこちに
餅屋ができたと聞いた。

そして、
昨日、小樽の新しい餅屋を

知った。
色内にある、

北勝庵というお蕎麦屋さんと
同じ建物のお隣である。

建物は、歴史的建造物。

色内らしい雰囲気だ。
お餅を入れているケースも、

昔ながらのの感じだ。
豆大福、くるみ大福、草大福のほか、

冷凍みかんを入れた大福もあった。

ふと見れば、
胡麻団子、醤油団子、あん団子もある。

あ、
べこ餅もある。

当たり前か、
べこ餅は小樽発祥の餅だそうだ。

どれも日持ちがせず、
仕方なく、

くるみ大福と草大福、
胡麻団子だけを買った。

で、
感想は、

納得の旨さ。
まず、

餅がしっかりしている。
あんも美味しい。

つぶあんの
粒の残し具合がちょうど良い。

くるみ大福も
くるみと餅の嚙みごたえがなんとも言えず、

それに負けないこしあんだ。
胡麻団子は、

娘にお裾分けしたが、
あっという間に食べてしまった。

ちなみに、
私は果物が入った大福は、

いまいち苦手だが、
冷凍みかん入りを買った友人は、

めちゃうま!
と、言っていた。

そうそう、
お店の名前は、

小樽和菓子工房 遊菓

小樽色内は
これから面白いマチになりそうだが、

まずは、
美味しいお餅をご賞味を。

見逃しそうなほど小さな店構えだが、
探しても行く価値あり!

である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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