日刊せみなりーBLOG

沼田町と小樽?

更新日:2019/01/21

皆さま、
沼田町の由来をご存知?

私は、
ひょんなことから、

その由来を知ったのだが。

土曜日、
NPO法人小樽民家再生プロジェクト

の、
新年会だった。

この会の詳しいことは、
省略するが、

小樽の活性化に燃える集団で、
新年会でも、

あーだのコーダの
議論が沸騰。

で、
私は、話の流れから、

新知識を披露した。

『あのさあ、
沼田町って、移住者の数、全国二位なんだっって』

それも子育て世代の移住が
2位なのだ。

『町からの移住者への支援が
厚いのでしょうね。

沼田町は、
お米作りで頑張っているから、

財政的にも良いと思うわ』
と、私がいうと、

副代表のIさんが言った。

『沼田町は、
その昔、小樽の米商人の沼田さんが、

自費を投じて、
沼田町の米作りを発展させて、

それで、
町の名前が沼田町なったんだ。』

ええええええ!!!!!!

知らなかった。
沼田町は昔一度、

仕事で行った。
本当に、

全面的に田んぼです!
みたいなところだった。

北海道の地名は
アイヌ語由来が多いけれど、

沼田町は人の名前みたいだ、
と、思っていたが、

本当に人の名前だったのだ。

昔、
小樽が、

めちゃくちゃ栄えた商業都市だった時、
日本有数の大金持ちになった人たちは、

小樽に消火栓を作ったり
小学校をつくったり、

今の公共事業にあたることを
私財を投じて行ったそうだが、

米商人だった沼田さんは
北海道の米作りを発展させたのだ。

なるほどねええ。
北海道のこと、

本当に知らない私だわ。

その沼田町が
子育て世代移住者日本2位。

と聞いて、
ふと思ったことがあった。

米作りの盛んな地域は
子育てに、

もしかして
向いているのではないかしら?

米作りは、
助け合いが重要らしい。

田植えも
稲刈りも

決まった時間内に
終わらせなければならない。

自分のとこだけが
終わればいい。ようなものだけれど、

お隣が苦しんでいるのに、
じゃあね!

とはいかないらしく、
終わったところが手伝ったり、

機械を貸したりするらしい。
だから、

部落ごとの
助け合いの精神も強く、

そのコミュニティが
子育てに向いているのでは?

と、
思ったのだ。

別に、
他の地域が子育てに向いていないと、

言っているのではないが、
例えば、

大小の商店がひしいめいた小樽は、
今も、

古民家を利用して
店を始めたいという若者の問い合わせが多い。

だから、
その町は、

どんな経済基盤で発展したかによって、
今の眠れる宝が見つかるような気がする。

なんて、
沼田町と小樽の繋がりから

考えたりした。

いつか、
沼田町と小樽が

移住者日本一を競ったら、
小樽の沼田さんは天国で

喜ぶだろうな、
なんて思った。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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