日刊せみなりーBLOG

席はいらない?!

更新日:2019/02/20

なんだか急に
春が来た?くらい暖かい。

天気予報では、
このまま春に向かう感じで話していたが、

当たるのだろうか。
とはいえ、

信じられないので、
会社では湯たんぽを入れて、

足元に置く。
本日は、

書庫の奥の一人職場でお仕事なので、
湯たんぽなしでは寒すぎる。

なんでここにパソコンが!
みたいな環境だが、

マイナンバー制度の時、
鍵のかかる部屋に、

関係書類と
パソコンを移したら、

こんなことになってしまった。

まあ、
寒い以外は問題なく仕事はできる。

が、
隣の事務室で

笑い声が聞こえると
なんだか寂しい。

でも、
たまにはこの場所も

良いことがあり、
ちょこっと私に用事があるときは、

みんなが来て、
こしょこしょ話して去っていく。

もう少ししたら、
ここが私の専属場所になるのだが、

うーん
ずーーーーといるには、

少々居心地が悪い気もする。

先日聞いた話だと、
今頃の職場には、

【自分の机】がないところが
多いらしい。

毎日、
空いているところに座るのだそうだ。

なんとなく
落ち着かない感じがするが、

よく考えたら、
看護師さんには机がない。

多分、
今も同じだ。

今は、
パソコンで仕事をしているが、

昔は手書きの世界で、
結構事務仕事も多いのが看護師なのだ。

長机の空いている場所で、
書き物をする。

椅子も丸椅子。
キャスターが付いていて、

立って歩かずに、
座ったままで、

ヒュー!と動いて、
婦長さんによく怒られたっけ。

まあそれは良いとして、
自分の机がないから、

自分のテリトリーも
面積としてはなく、

欲しいとも思わなかった。

自分の仕事の領域は
患者さんだ。

患者さんはベッドにいるから、
そこを行き来する。

どこにも面積としての
自分のテリトリーは存在しない。

だからなのか、
うちに会社に入り、

最初は手伝いだから
机がなく、

そのうち、
本格的に働くようになって、

机が当たるようになっても、
その場所とか机の大きさとか、

椅子とかに
無頓着だった。

ある時、
経営者の異業種勉強会で

社員の席替えは
色々な意味で良い効果があると知り、

うちの会社は
春になると席替えをするようになった。

それはやっぱり
色々な意味で良い効果があった。

でも、
【自分の席】という概念は、

そのままだった。

先日聞いた話の続きは、
席を固定するなら、

向かい側に机をおかず、
背中合わせに配置するのが、

コミュニケーション向上に
良い。

というものだった。
真向かいに人がいると、

仕事の効率が
落ちるのだという。

そうなのかなあ。

ちなみに、
事務室にある私の机は、

全ての社員に
背中を見せる格好で座る。

必要な時に振り向く。
これが最高のあり方らしい。

なるほどねえ。

世の中の色んな価値観が変わる中で、
事務室の席と、

机の概念も変わっているようだが、
もしかして、

仕事の共有と
理念の共有が進んだら、

個々人の机という概念が
なくなる日も近いのかもしれないと、

書庫の奥の一人机で
これを書いている。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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