日刊せみなりーBLOG

浅草!

更新日:2019/02/24

金曜日の夜は、
浅草だった。それも一人で。

何も調べずに行ったので、
さて、

夕食はどこにしようか。
と、ネットで見たら、

ヨシカミという洋食屋さんが
有名らしい。

どれどれ
浅草散策しながら行ってみるか。

と、
思ったが、

浅草の浅草寺近くは、
全く昔のままで、

都市計画とは無縁らしく、
ここら辺かしら?

と思ったけれど、
全くわからず、

こりゃあ
見つけるのは難しいわ。

と、
何気に首を横にしたら、

あや!あれはヨシカミ!
と、

偶然見つけ、
ラッキー!とばかり、

行ってみた。
古い浅草の店の1つで、

入り口には、
【今なら待たずに入れます】

と、
マジックで書いた張り紙が。

なるほどー
と、入ったら、

『お一人様ですね。
カウンターの席になります。』

と、
案内された席は、

今で言うオープンキッチンの
真ん前。

狭いキッチンの中で
休みなく手を動かす5名のコックさん。

うーん
年季が入ってるわ。

店の中の古さも年季が入っている。
一部、壁を抜いて隣を作ったのか、

そちらも古いが
テーブル席に家族連れが何組も入っていた。

カウンターだけで
40席と書いてあったから、

向こう側にも
カウンターがあるのだろうか。

噂以上の盛況ぶりだ。
私は、一押しのビーフシチューを

張り込んだ。
夫は多分、

昨日作ったカレーを食べているはず。
ごめんよーと言いつつ、

ニコニコ顔でじっと待つ。
出てきたお皿は思ったより小さくて、

ふむふむ
さすが東京。

隣の女性も同じものを
食べている。

反対隣の男性は
ポークチャップか。

そちらも美味しそうだ。
洋食屋なので、

メニューはみんな、
なじみが深い料理ばかり。

お客さんも
気取っていない。

観光客もいれば、
地元の人もいるようだ。

ウエイトレスの女性も
熟女が二人。

レジは、
ベテランの親父さんだ。

とにかく狭いが
回転が早くて、

コックさんの手が止まることは
ない。

私は、
食べつつ、

キッチンの中と、
お客さんたちをキョロキョロ。

ビールやワインを
飲んでいる方々もおられるが、

長居はしないが
こちらの楽しみ方のようだ。

で、
そのビーフシチューのお味だが、

美味しかった。
よく煮込まれて、

濃いお味だ。
が、

正直言って、
味だけなら、

きっともっと美味しい店が
いっぱいあるだろう。

でも、
この味わいを出せる店は、

ここ以外ないだろうな。
と、思った。

あの歴史を感じる全てが古い建物と
働く人たちの雰囲気、

そして、
浅草という土地。

それがあって
ヨシカミがある。

そーなんだなあ。
と、納得して店を出た。

レジのおじさんも
下町!の対応。

気取らず美味しい。
全てが古さとマッチして

北海道なら
あずましい。ということか。

浅草は、
古さが人を呼ぶ代名詞みたいなマチだった。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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