日刊せみなりーBLOG

現実化近し?

更新日:2019/02/25

世の中、
ずいぶんと便利になったもんだ。

昔は、
通信手段といえば、

手紙だった。
急ぎは速達、

もっと急ぐ時は電報。
だから、

『電報です!』と、
電報屋さんが来たら、

みんなビクッとした。
電話が普通の家にもついたのは、

私が小学生くらいか。
母は岡山から嫁いできたので、

大阪に住む母の姉と電話で初めて話した時は、
泣いていたのを思い出す。

父は電話魔で、
お酒を飲むと、

おい!岡山に電話しろ。
おい!大阪に電話しろ。

と、
母の実家やら、

姉たちのところに
電話をさせていたっけ。

市内3分10円
市外電話はめちゃくちゃ高かったから、

一体いくら電話代が
かかっていたのだろうか。

そういえば、
夫を初めてデイトに誘ったのは私の方だったが、

友人宅に行く途中の
公衆電話から夫の職場に電話をした。

昔は、
携帯がないから、

相手の職場か家に電話するしか
なかったのだ。

『映画に行きませんか?』
『良いですよ』

公衆電話から
スキップして友人宅に行ったっけ。

2回目のデイトの誘いは、
夫から私の職場の病院に電話が来た。

午後の検温の時間で、
私は詰所の向かいの部屋にいた。

リリリーン
と、電話が鳴った時、

あ!中野さんからだ!

と、私は思った。
凄い感だった。

その2回のデイトは、
携帯電話がなかったから、

待ち合わせ場所の
行き違いがあったけれど、

会いたければ、
携帯なんかなくても会えるし、

喧嘩もしない。

まあそれはそれとして、
気がつくと、

固定電話がない家が増え、
職場以外固定電話を使わなくなった。

仕事の連絡も
メールが増えた。

個人の方は、
メッセンジャーやラインで

話す。
まさに話す感覚だから、

じゃあねまた!みたいな感じだ。

我が家の長女と次女は
愛知県と長野県に住んでいるが、

ラインのおかげで
寂しくない。

それでもたまに電話で話すと
嬉しいが、

電話が鳴った瞬間は
何かあったのか!

と、
驚くから、

昔の電報のようだ。

本当に
通信手段は様変わりだが、

どうせなら、
早く、

どこでもドア
ができればいいなあ。

人間、
顔を合わせて話すのが

一番誤解がないのだし、
ドアが重いのなら、

窓でも良いかも!
トントン、ちょっと良いですか?

そんな感じで話す日が
そう遠くない気もする近頃だ。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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