日刊せみなりーBLOG

恋に変わる瞬間?

更新日:2019/02/26

ただの友達が、
ある日恋人になる。

私には、
考えられないことだけど、

マチにはあるかも!と思った今朝。

昨日から私は、
カッコマンH君、ねあかのT君と釧路泊まりだった。

今年度は、
釧路の仕事も多く、

今までになく訪れた釧路は、
ハリマオウN社長こと夫の故郷だ。

今は、
両親も旅立ち、

兄夫婦や親戚がいるのみだが、
昔は、お正月や夏休みによく訪れていた。

ので、
よーく知っていると思っていたのだが、

今朝、
ホテルのレストランから

釧路川に浮く薄氷を見つめているうちに、
言いようもない愛着というのか、

愛情というのか、
釧路って好きだなあ。

と、
心から思い、

もし、
これが異性なら、

完全に友から恋人になった瞬間だろう。
と、

思ったのだ。
その要因は不明。

たしかに昨日訪れた居酒屋は、
今まで行った釧路の居酒屋の中で

一番美味しかった。
若いと思われるマスターと

手伝いの女の子がいるだけの
小さな居酒屋だった。

ホテルの真ん前にある店で、
見かけはイマイチだった。

が、
寒かったので、

『ここで良いよね』
と言って入った。

カウンターと
奥に小さな小上がりがあるだけ。

カウンターの奥は調理場で
レンガで作った焼き場があり、

太い炭が網に立てかけてある。

カッコマンHくんも
ねあかのT君も

飲む方が多くて
ほとんど食べない口なので、

それぞれに
好きなものを2、3品頼んだ。

私はお茶と、
『串カツとサンマ!』と言ったら、

『すみません、サンマは秋だけです』
と、マスター。

どおりで、
メニューには金額表示がなかった。

『ハラス、美味しいですよ』
マスターが薦めるので、

頼んでみることにした。
串カツを頼むのも、

ハラスを頼むのも
ほとんど初!

だったが、
あんなに美味しいバラ肉はない!

というくらい串カツが
美味しかった。

次にやってきたハラスは、
脂が乗っているのに臭みがなく、

こちらも美味しい。

『うちで作ってんです。
塩、少し多めなんです。

ハラスは、
脂が多いからそのままだったら、

生臭さが出るから。』
と、

マスターが言った。
このマスター、

魚の扱いも
料理の腕も、

焼き場の管理も抜群らしい。
そして、

道東をこよなく愛していると
思われた。

私たち3人は、
楽しく語り美味しく食べて、

本日の打ち合わせに備えて、
早めに店を切り上げたが、

帰り際、
『良い店だったね』

と言うと、
二人とも大きく頷いた。

店の入り口と、
中の充実感と

良い意味で、外れている店だが、
こりゃあ、釧路の名店だと思った。

朝、
釧路の朝日は美しかった。

朝食を食べながら、
もしかしたら、

友情から恋に変わる時も、
あんまり理由なんてないのかな、

と、思った。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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