日刊せみなりーBLOG

小樽!

更新日:2019/03/22

今日と明日、
札幌駅前通地下歩行空間

別名チカホで、
小樽歴史的建造物、古民家再生、

パネル展&相談会が
行われる。

主催は
NPO法人小樽民家再生プロジェクト。

私が代表を務めているが、
メンバーは小樽を愛してやまない人達だ。

朝10時開演だったが、
設営に時間がとられ、

中々始められないでいたら、
半分くらい展示をしたあたりから、

パネルを観に来られる方々が、
で始めた。

おヨヨヨ
急ごう!

と、
思っているうちに、

相談会開始を
待つ方も現れ、

うれしい悲鳴だ。
というより、

小樽力に
改めて驚かされた。

その後、
展示に引き寄せられるように、

人は集まり、
スマホなどでパネルを写真に収める方もいる。

このパネル展は、
小樽にある古い建物が、

ショップ、カフェ、BAR、
宿泊施設などに再生された実例報告みたいなものだ。

名が知られた店もあるが、
そのほとんどが個人店。

足を止められた方は、
パネルに書かれているその建物の歴史と、

再生された様子を
真剣にご覧になられていた。

チカホで
様々な展示が模様されているが

ここまで
人が集まるのは

あまり見ない気がする。
これが小樽の持つ魅力なのだろうか。

途中、
NHKのテレビ局も取材に来てくださったが、

そのインタビューの中で、
もし、小樽以外で古い建物を再生するとしたら、

何が大切か?
という質問があった。

私の口からすぐにでたのは、
『そのマチを深く愛している人がいること』

という言葉だった。

私は、
朝の10時からきれずに、

パネルを見てくださる方々、
相談に訪れてくれる方々、

を迎えながら、
胸が熱くなった。

それは、
小樽を愛して、

小樽をたまらなく愛している仲間たちを
思い出したからだ。

この活動を始めて知り合った小樽の仲間たちは、
どうしたら自分の故郷をここまで愛せるのか?

と不思議に思うほど
情熱的に小樽を愛していた。

古い建物所有者と
使いたい人を会わせるというマッチングが

このNPOの事業だが、
ここまで頑張って実績を上げるまで来れたのは、

やっぱり
小樽を愛し続ける小樽の仲間の

エネルギーがあったからだと
思う。

マチづくりには、
私のようなよそ者も必要だが、

なによりも
その土地を愛する地元の人たちが

重要なのだ。
建物には、

その建物を使ってきた方々の魂、
その土地で生きてきた人の魂が宿っているのだ。

そんなことを考えているうちに
パネル展の1日目はもうすぐ終了だ。

『一体どのくらいの人が
見てくれたんでしょうね。

数えておけばよかった!』
と、仲間が言った。

そうだね。
来年は数えよう!

来年は
パネルの数を倍加する予定である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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