日刊せみなりーBLOG

札幌チカホで思う

更新日:2019/03/23

小樽らしさ天まで届け!
小樽歴史的建造物、古民家再生パネル展

チカホ2日目。

それにしても
土曜日のチカホの通行量は

半端ない。

正式名は
【札幌駅前通地下歩行空間】

ここができてから、
人の波は再び大通りに向くようになった。

が、
2日間見ていると、

人に酔いそうなほど、
人が通る。

土曜日の午前中は、
さほどでもなく、

あら期待はずれだったかしら?
なんて思ったけれど、

昼頃から、
うわーーーーーーというほど、

人が往き来するようになった。

昨日に引き続き、
足を止めて、

パネルを
見てくださる方も多いけれど、

昨夜放送されたNHKニュースで知ったと、
相談に来てくださる方もたくさんいらした。

テレビ効果はすごい。
また、通行量8万人の効果もあって、

通りすがりに
相談される方もおられた。

中には、
親の家が新潟にあり、

素晴らしい家なので
どうにか活用したいと仰った方もいらした。

このパネル展の主催団体、
NPO法人小樽民家再生プロジェクトは、

特別活動として、
小樽以外の民家再生も受けている。

安平の事例は
残念ながら昨年の地震で被災し、

営業を続けることができなくなったが、
また、古民家を使って、

カフェを続けたいと
その利活用をした団体は

頑張っている。

空き家対策は
国の一大事業になっているが

もしかしたら、
使ってもらえるなら、

何かに活用して
親の家を生かしたい。と、

思っている人は
多いのではないだろうか?

と、
2日間、

チカホで
皆さんの相談を受けながら考えた。

家は不思議だ。
親と暮らした家は特別のものだ。

思い出という感情が
染み込んでいる。

私の思い出の多くは
官舎だった。

親が建てた家に17歳から暮らしたが、
すぐに室蘭の看護学校に入り、

その後は看護婦寮と、
実際の小さい頃の思い出は、

官舎の方だ。
100坪の土地がついていて、

祖父は畑を作っていた。
太いツツジの木があり、

その下にスズランが咲いていた。
飼っていたシェパードが死んだ時は、

そこに埋めた。
本当に大昔の話だ。

その家も、

ずっと前に壊され、
今は道警の官舎になっている。

もしその官舎がそのまま残っていたら、
買い取って利活用したいと

思ったかもしれない。
小樽の古い民家は、

どことなしに
その官舎に似ているのかも知れない。

土曜日のチカホは
老若男女がわんさかだ。

みんな
生きて生活しているんだなあ。と、

パネルを見ながら、
どうしてかおセンチである。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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