たまの休日、
孫を二人預かった。

娘は教師をしており、
なにやら今日は部活関係の仕事らしい。

5番孫と8番孫の
男子2人は、

来るなり、
『ビデオ、取ってある？』

と、
テレビの前に行った。

日曜日の朝は、
変身者のテレビが2本、

立て続けに放映されているが、
家では見せてもらえなかったらしい。

教師は、
土日出勤残業が多いので、

孫たちは
母親と離れることに慣れている。

いつもは、
婿さん側のご両親が見てくれることが多いが、

今日は、
私と夫が

久しぶりのジジババ役だ。

孫が8人いますのー

と、
自慢しているわりには

面倒は見ず、
役に立たないババ。

自分が子育て真っ最中の時は
私の両親が仕事をしながら、

我が家の三人姉妹を
見てくれていた。

共働きで
残業がない職場なら

夫婦2人の協力で乗り切れるが、
夫婦共、残業あり休日出勤あり！では、

肉親の協力なしに
共働きを続けるのは困難かもしれない。

なんて思いながら、
ババはお米を研いだ。

が、
思うに、

どうにもならない時は
残業もせずに帰るし、

休日出勤も断った気がする。
早く、

誰かに負担がいく状態を
改善せねばねえ！

と、
思いながら、

孫を見た。
5番孫は、今年小学校に入る。

6番孫、7番孫も
それぞれ小学校で、

2番孫は中学校に入る。
時代は、刻々と進んでいるようだ。

最初の子が小学校に入る時は
不安ばかりが先に立つ。

ちゃんと
勉強についていけるだろうか。

お友達ができるだろうか。
親の不安は尽きない。

そういえば
小学校入学に限らず、

『友だちができるだろうか』
という心配は、

ずっとつきまとっていた。
うちの3人の娘たちは、

それぞれ本州の大学に行ったが、
その時でさえ、

『友だち、できた？』
と、聞いた気がする。

おかげさまで、
娘たちは皆、

良い友人たちに恵まれて
中高大学と楽しく過ごした。

小学校もちゃんと過ごしたが、
小学校時代の友人たちと交流が戻るのは

どうも
中年以降のようである。

それも面白い。

孫たちは、
今度は、

不滅の【仮面ライダー】に
夢中だ。

男の子だわ。
一体なにが面白いのかしら？

と、
ババは思うけれど、

大人になっても忘れられない番組第1位が
仮面ライダーだというので、

よほど
男の子の心をキャッチする内容なのね。

ババはこれからお昼ご飯を作るから、
次はアンパンマンを見ていて！

教育的ではないかもしれないが、
ビデオはやっぱり最強である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。