あったかい。
今の時期、

この暖かさに騙されると
えらい目にあう。

あれは
ズーーーーーーと昔、

まだ私が
颯爽と現場に行っていた頃の4月。

珍しく
4月から現場があり、

それも雪のない帯広だった。
で、

出発の2、3日前から
今日みたいな天気になり、

いざ！出発！
したら、

急に温度が下がり始め、
調査1日目は、

普通の4月。
そして、

突風が吹き、
体感温度は急降下。

私は寒がりだから、
ウインドウブレーカーの他に

防寒着は持って行ったが、
私以外の人たちは、

なんで半袖着てるのよ！
状態で、

防寒着なぞ
持ってきてもおらず、

騙されたわね。
この天気に！

みんな、
ブルブル震えながら、

調査をしていたが、
お昼ご飯は、

焼肉とスープ。
なぜかというと、

火にあたりたいから。
本州の方々にはわかるまい。

4月に寒すぎて
火に当たる。

その日は、
むつみさん、もうだめだ！

と、言われ、
早々に調査を終わらした。

それ以来、
どんなに暖かくても、

4月の調査の時は、
防寒服を持っていくように言っていたが、

今週、
深川で調査に当たっている組は、

誰一人、防寒服を持たず、

月曜日は震えたそうだが、
それ以降は暖かくなり、

天は味方を
してくれたようだ。

今年、
私は現場を離れることを決めた。

内科的一病息災も
整形的一病息災も経験し、

それでも現場に行っていたけれど、
そろそろ、

無理は止めることにした。
若者がこれだけいるのだから。

で、
車庫にあった私の調査用バックは、

健やかS君に上げることにした。

『これ、むつみさんのだったんですか？
使いやすそうだなあと思っていました。』

と、
言ってくれたから。

そのバックは
腰に巻くタイプで、

四角いポシェット型。
大きすぎず小さすぎず、

チャックが付いているので、
山などに入る時、

落とすことがない。
これは重要なのだ。

作業用のものは
使い勝手がいいように

チャックがないが、
それだと山で落とす。

作業道具がなくなったら、
仕事にならない。

チャック付きだと
移動する時は、

チャックを閉めれば良いのだ。
それでも、過去に苦い経験もあり、

ジャンパーのポッケに
予備のメジャーなどを入れておく。

まあ、
そんなこんな、

思い出がいっぱい詰まったバックを
若い健やかS君が使ってくれるのだから嬉しい。

むつみさん、
経理や総務は、

中途採用のM君に渡し、
現場は若者たちに渡し、

一体何をするんですか？
と、

ご心配の声も上がっているが、
いやいや、

むーちをもってちーぱっぱ！

若者たちを
育てる側に回ろうと思っている。

ゴールデンウィークが開けたら、
本格的に今年度のお仕事が始まる。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。