日刊せみなりーBLOG

定めの一つ?

更新日:2019/05/19

成り行きで、
遠い親戚の病院に付き添っている。

たまたま、
連絡が取れて動けるのが、

夫と私だった。
日曜日の早朝だったが、

偶然、
三女が泊まっていて、

色々頼んで病院に来た。
親戚は、大怪我だったけれど、

無事だった。
で、

近い親族が到着するまで、
私は病院で付き添い、

夫は、
親族を迎えに空港に行った。

本当に何もない日曜日で
良かった。

我が家は基本的に
お節介。

夫婦してだ。
なので、

普通に色んなお手伝いを
する。

というか、
お声がかかる。

私たちも
人様に助けて頂いて生きているから、

お互い様だ。
だが、

夫婦して
世話好きなのだろう。

私は多分、
父親似。

夫は、
母親似だと思う。

夫の母親は
他人でも困っている人を

見過ごす事をしない人で
障害がある方が立ち止まっていると、

『お手伝いができることは
ありますか?』

と、
すんなり聞ける人だった。

生きていれば94歳だから、
珍しいかも知れない。

そのお節介は筋金入りだったから、
話題には事欠かなかったが、

その中でも驚く話がある。

なんでも、
義父の遠い親戚に

ヤクザの親分がいて、
その人が刑務所に入り、

出所するときに
身元保証人がいなくて、

義父に話が来たらしい。
義父は社宅だし迷ったようだが、

義母が、
『引き取りましょう』

と、
決断し、

社宅の皆さんにご挨拶をして
保釈中、面倒を見たという。

その男性は
たいそう義母に恩義を感じ、

その親分が亡くなったとき、
組から義母のところに

迎えが来たそうだ。

義母は真っ直ぐな人で、
人を信じたが、

悪いことは悪いと
はっきりいう人だったから、

きっとその人にも
論したと思うが、

義母の真心が
通じたのだと思う。

私の父も世話好きで、
だから、

本州の親戚も
よく頼ってきてくれたが、

いつも
できる限りの事をしていた。

もちろん、
クラス会の幹事役などは

自ら引き受けていた。
そのところは、

私もよく似たと思う。

夫も私も世話焼きだから、
当たり前に娘たちも世話焼きで、

むこさんたちも
それに付き合ってくれる。

ありがたい事だ。

それにしても、
珍しく何も用事のない日曜日で

よかった!

時々思う。
神様は、

なにかの使命を果たすために
私たちを夫婦にしたのではないかしら。

だから、
何も用事がないなら、

人のために動きなさい。
と。

そんな思いで、
遠い親戚の付き添いをしている。

人は皆、
助け合って生きているから、

人なんですねー
と、しみじみである。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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