日刊せみなりーBLOG

挑戦とは難儀なものねー

更新日:2019/06/19

生まれて初めて
挑戦をしている。多分。

それは、
歌の発表会の参加。

バンド付きで独唱だ。

私は、
自他共に認める音痴で、

今まで
カラオケでさえ

ほとんど
歌うことはなかったのだが、

昨年の9月、
縁あって、歌の先生と知り合い、

発作的に
習うことにした。

独唱だ。
気楽に、

あああああ〜
と、歌っていたが、

毎年、
歌の発表会があり、

参加は自由と聞いて、
なぜか参加すると言ってしまった。

おまけに、
『銀の龍の背に乗ってを歌います!』

いやはや
中島みゆきのドクターコトーの主題歌だ。

で、
今月の30日が発表会なのに、

先月は1ヶ月風邪をひいたし、
なんだか、歌えないし、、

の気分で
練習に行ったら

歌の先生が言った。

『むつみさんは、歌えますよ。
音も取れているし、声も出るはずです。

でも、
私は歌えない。風邪も引いたし、

音痴だし、音も取れないし、
と、腰が引けて歌えないでいます。

発表会に出ようと決めたのも、
この歌を歌うと決めたのも、

自分を変えようとだと思いますが、
逃げています。

勇気をもって
自分を信じて歌ってください。』

がああああああん

娘ほどの年齢の先生に
見抜かれてしまった。

よし!
頑張るぞー

と、
思ったが、

これが、
中々自分の殻を破れない。

なんだか
もうやめたい気分だ。

歌えば歌うほど、
私にはできない!

と、なる。
こんなのは初めてだ。

で、
思ったのだ。

私が今まで挑戦だと思ってきたことは、
挑戦でもなんでもなかったのだ。

看護婦の国家試験も
補償業務管理士の試験も

自分の中で
勝算があったから

できたことに過ぎないのだ。
もちろん、

勉強はいっぱいしたが
それは、

私の中では
できる範囲ででしかなかったのだ。

というより、
これは受かるかもしれない、

と、
思ったから受けたのだ。

補償業務管理士については、
なんと自費で受けた。

ちなみに
うちの会社では普通は

会社持ち。
社員には、ずるい!と言われたが、

無視をした。
言い訳は、

だって、
受かる確率が低すぎるじゃん。

こんな私が、
こんな私を変えたくて、

歌に挑戦をしたが
びっくりするほど

腰が引けている。

でも、
やっと逃げたくなる社員の気持ちが

わかるようになった。

来年は試験に受かるのだろうか。
この仕事はうまく行くのだろうか。

赤字になったら
むつみさんに叱られる。

上司の期待に応えることが、
できるのだろうか。

etc etc

色々なプレッシャーの中で
自分と戦い、

時には
潰れそうになりながら、

前を向こうとしている社員たちの
心が見えるようになった。

が、
発表会はすぐそこだ。

あー
なんでやるって言っちゃったんだろう。

あーやめたい!

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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