日刊せみなりーBLOG

真面目に考えた

更新日:2019/07/17

自分の中の、
働く意味が変わった瞬間。

22歳で働き始めて、
途中2年だけ、

失業保険を貰い家にいたが、
あとはずっと働いてきた。

私は物心ついた時から、
母親の、

『女性は経済力を持たないと
自由に離婚もできない』

という言葉の影響か、
大きくなったら手に職をつけよう!

と、
思って育ち、

看護婦になった。
経済的自立が女性の自立の第一歩、

だと思って生きてきた。

とは言え、
人生は思うようには行かず、

体を壊したのをキッカケに、
今の仕事についた。

経済的な自立は、
健康保険本人であることも意味し、

夫の扶養になることは、
あり得なかった。

そして、
何故だか、

経営者の一員と呼ばれるようになり、
稲盛和夫さんの経営塾に入ると、

そこで、

働くことは魂を磨くこと、
働くことは生きること、

働くことは食べるためだけではない。
と、学んだけれど、

心のどこかで、
女性は違うのよ。

女性は自分で稼いで
自分で食べることが重要なの。

と、
思っていた。

それが、
昨日、違うなあ。と、

初めて気がついた。
それも、社員と話していて。

うちの男性社員は
みんな真面目。

そして、
妻子を養うことを良しとする。

いわゆる、
日本型男子が多い。

従って、
働く意味もそこに行く。

妻子を養うため。
で、頑張るのだが、

そこだけで頑張っていると、
子どもが巣立つと、

働く意味を見失うようになる。
ことに気がついた。

自分にとっての働く意味がないと、
仕事に燃えにくくなるのだ。

反対に、
仕事そのものが好きで、

自分の生き方と一致していると、
子どもが巣立とうが、

年齢が上がろうが、
関係なく仕事に勤しむ。

うちの会社でいうと、
親分肌のO顧問、

シャイなO専務、
穏やかO常務がそれにあたる。

この3人の先輩は
どうして若いのだろうと思っていたが、

確実に働く意味が自分の中にあるのだ。

ならば、
私が働く意味はなんなのだろうか。

それは、
自分が自分らしくいられるから。

様々な課題を解決しながら、
日々悪戦苦闘に近いけれど、

一生懸命生きていると
少しずつでも心が澄んでくる気がするから。

私には、
目指したい女性がいる。

昨日久しぶりにそのK会長に
お会いした。

相変わらずお若くて
謙虚で優しく

お話をするだけで
自分の気持ちも洗われていくようだ。

で、思う。
あー私の心はまだまだだ。と。

そう。
昨夜は自分の心を反省したのに、

今朝はまた傲慢に、
夫に文句を垂れる。

だから飲みすぎでしょ!

やれやれ
まだ労働が足りないらしい。

人は麦のみに生きるにあらず。

あら、コメだったかしら。
男性でも女性でも、

働くことは、
自分の心を磨ける最良の方法のようである。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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