日刊せみなりーBLOG

畳の部屋

更新日:2019/07/24

うちの会社の休憩室は、
椅子。

午前と午後、
15分くらいの休憩を

社員それぞれが取ったり、
お昼を食べたりする。

が、
昼は全員ではなく、

自分の車の中で
テレビを見たり昼寝をする人、

机の前で
ネットを見ながら食べる人、

そして、
机の上で一眠りをする人、

など色々だ。
本当は、

昼休みほど使って欲しいと思ったが、
どんな休み方が良いかは本人次第なので、

特に何も言っていない。

昔、
初めて務めた病院は、

建物が古くて、
詰所には休憩室がなく、

事務も薬剤師も
みんな一緒に休憩!だった。

広い畳の部屋で
大きなテーブルがあって、

ご飯を食べる。
今じゃあ考えられないけれど、

喫煙自由。

良かったのは、
休憩室の隣に仮眠室があったこと。

病院なので
当直者が泊まっていたようだ。

昼は、
その仮眠室に置いてあった二段ベッドで、

寝ることができた。
私がそこで寝た記憶はないのだが、

お腹の大きな先輩看護婦さんが、
昼休みなると

その部屋で寝ていた。

自分が妊婦になった時は、
その病院ではなく、

椅子しかない休憩室だったから、
いつもあの部屋があったら。

と、
思っていた。

三十過ぎてから働いた病院には、
詰所の奥に畳の休憩室が付いていた。

これまた喫煙自由の時代だったので、
私は、

畳の上にぺたりと座り、
コーヒーとタバコで元気をつけた。

年上の看護婦さんは
横になっていた。

畳は便利だ。

私の理想の休憩室は、
畳の部屋で、

隣に男女別の仮眠室があること。
多分に、

若い時の記憶が影響していると
思われる。

自分が横になりたかったから、
そー考えるのね。

本当は、
昼休みに体を動かしたいと

思う方が健康的なのかも
知れない。

が、
畳の部屋に保育園のお昼寝布団を置き、

ちょっと横になれる。
疲れが取れると思うのだが、

どうだろうか。
この構想をまっすぐM君に話したら、

それはいい!
と、賛同してくれた。

若くて力が余ってる子は
駐車場でバトミントン!

疲れて横になりたい人は
畳の休憩室でゴロリ。

寝なくても、
畳の上の方が会話が弾む気がする。

昔の休憩室のように、
むつみさんはタバコとコーヒー、

腕枕で横になってる先輩は、
私を見ながら、

『むっちゃん、
もうすこしなんか食べたら?』

なんて言っていたっけ。

畳の休憩室がある職場は稀だし、
一人になりたい人もいるから、

強制はしないけれど、
畳の休憩室ができたら、

結構、
使う人、多いんじゃないかなあ

と、
思うのは、

昭和生まれのせいだろうか。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役中野むつみでした。

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