日刊せみなりーBLOG

工場見学!

更新日:2019/07/29

珍しく
工場見学に行ってきた。

場所は石狩。
YKKAPの工場だ。

YKKAPは、
サッシを作っている。

この工場から、
日本中だけでなく、

中国にも
輸出されるそうだ。

縁があっての見学会で、
友人二人と私、

3人のために、
何人もの若い技術者が、

プレゼンをしてくれたり、
工場案内をしてくださって、

申し訳なかった。
が、

今一番の売れ筋は、
トリプルガラス窓だとわかった。

ふーむ

暖かさはダントツなのだとか。

工場の中では、
樹脂サッシの製造過程も見ることができた。

コンピュータ制御で
機械があらかた作るが、

最後の仕上げは
人間がする。

熱で溢れた四隅の樹脂を、
体を使ってリズミカルにとっていく。

それが本当にリズミカル。
といっても力仕事なので、

一定リズムで
飛び上がっているように見える。

その作業で、
どこもツルツルの樹脂サッシが

出来上がる。
私はアルミの窓が

なんとなく手を切りそうで苦手。
だから樹脂の窓のつるんが好きなのだが、

あのつるんは
人間業だったのか!

と、驚いた。
そして、

最後の検定も、
人間がじっくり各項目に沿って、

確認していく。
こちらはリズミカルではなく、

じっくりだ。
網戸の製造過程も見た。

今時の網戸は、
横開き開閉式で、

窓を開けるように、
開け閉めできる。

こちらには、
YKKのチャックの技術が、

使われているそうだ。
窓によって網戸の形は違うので、

裁断は手作業の部分が多かった。
こちらは女性社員が多い。

力が入らないので
女性向きだという。

そして、
こちらの検定も、

女性社員が一本ずつ
手作業で行う。

機械に挟んで、
ピッと広げて、パッと戻る時間、

引っかかりがないかを
コンピュータと人の目と

両方で調べていく。
こりゃあ大変だ。

工場見学の後は、
新しいトリプルガラスと、

断熱効果抜群の
玄関ドアのプレゼンだ。

自分たちの技術と心意気
を、

余すとこなく伝えるプレゼン。
そして最後は、

プレゼンルームのブラインドが
するすると開いて、

現れたのは
事務所用の木製サッシをあしらった窓。

あー格好いい!
こんな窓をつけられる会社になりたい!

と、
素直に思った。

ネジ一本まで自前で作るというYKKに、
技術者の高いプライドを見た思いだ。

そして、
最後は自慢の玄関ドア。

私は、
木製の断熱ドアが気に入った。

が、
重いとダメだわ。

と、
取っ手に手をかけたら、

断熱性抜群の
重厚感溢れる玄関ドアは、

意外に軽くてびっくりした。
日本の技術は確実に前進しているようだ。

日頃見ることが少ないサッシ工場。
働く人たちの姿も印象的。

人の力を信じている会社のようで、
なんだか嬉しい工場見学会だった。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役中野むつみでした。

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