日刊せみなりーBLOG

胆振日高は

更新日:2019/08/05

暑さが
やや和らいだ月曜日、

今日は、
カッコマンH君、ねあかのT君と、

室蘭日高の旅だ。

久しぶりの室蘭は
薄曇り、

札幌に比べると
はるかに気温は低いが、

こっちの人は
きっと、蒸すねえ。と、

言うに違いない。
なんといっても、

夏の室蘭は涼しいから。
私は、

室蘭の看護学校を卒業した。
ちょうど父が、

当時の胆振支庁に勤めており、
ちょうどいいか的に、

市立室蘭高等看護学校に入学したが、
あいにく、

父は転勤で札幌に戻り、
私は夢の一人暮らしをした。

が、
きっと一人暮らしは

性にあっていなかったのだろう、
寂しくて、

友人のところにばかり
遊びに行っていたっけ。

とはいえ、
とても楽しくて

有意義な学生生活だったけれど、

室蘭で唯一、
好きになれなかったのが、

6-8月の天気だった。
いつまでも曇りで心が晴れない。

そのかわり、
9月は最高の晴れ!

太平洋側独特の天気だ。

で、
今日は室蘭での打ち合わせ終了後、

今度はカッコマンH君の運転で
新冠に向かう。

白鳥大橋を渡り、
高速に乗る。

薄曇りの白鳥大橋からの眺めも
幻想的だ。

日鋼新日鉄の工場群は
靄っているが、

その巨大な鉄の塊が
なんとも言えず、

反対側の外海の景色と相まって、
静かな壮大さがある。

錆びるから
鉄は魅力的なのかも知れない。

そして、
これから向かう新冠は、

馬の産地だ。
馬は、涼しいところが好きらしい。

おまけに、
パッカパッカと

走り回ると元気に育つらしく、
新冠などの日高は、

馬にとって、
快適な場所だと言う。

私は、
競馬には全く興味がないが、

厩舎の調査も経験がある。
あ、いえ、他の社員が。

私は基本、
動物が全て恐ろしいから、

牛舎豚舎鶏舎厩舎の類いは
遠巻きに調査をする係だったけ。

車は、
苫小牧から沼ノ端方面に抜ける。

走る車はぐっと減るが、
馬輸送車がいるのは、

やはり、
日高だ。

が、
この輸送車に万が一ぶつけでもしたら、

大ごと、
馬によっては、

一頭何億もするから、
と、輸送車を横目に見て、

車は鵡川に入った。
私は去年の震災からこちらに来たのは

初めてである。
日高の復興支援の仕事は、

カッコマンH君が担当者だ。

それにしても、
北海道は広い。

新冠到着予想時間は、
13時過ぎ、

室蘭を出発して、
2時間以上かかる。

空は少し晴れてきて、
薄曇りの間から青空が顔をのぞかせた。

無料高速道路も混んできた。
外の景色は、

畑に田んぼに山々で
疲れた目に緑が優しい。

と思ったら、
急に綺麗な馬牧場が見えてきた。

美しい厩舎と長く続く牧柵、
いいなあ、

ついつい
仕事であることを

忘れてしまいそうな
景色である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役中野むつみでした。

記事一覧