日刊せみなりーBLOG

待てるか?!

更新日:2019/08/21

江別で、
外車の整備工場?を経営している友人が、

大通高校で自らの人生を語る。
という授業を受け持ったと、

Facebookで知った。
そのS社長は、

とてもシャイで
自分から自分のことを話すタイプではないから、

きっと、
何かを感じて、

高校生の前で自らのことを
話すことにしたのだと思うが、

高校生の反応はとても真面目で
一生懸命聞き、

大人のような確信を得た質問が
たくさん出たそうだ。

大通高校は、
ユウホウ高校と定時制高校が

一緒になったような学校で
確か単位制だったと記憶している。

私も以前、
中学校1年生と大学3年生に、

働くことについて
自分の辿った道を振り返りながら、

話したことがあるが、
中学生も大学生も、

とても興味を持って
私の話を聴いてくれた。

みんな、
自分の人生を一生懸命考えているのだ。

私は、
S社長とFacebook上で話しながら、

子供たちも若者も、
みんな一生懸命に、

自分の人生をどう生きようか、
今を未来をどう生きようか、

考え、
そして、

人の話を聞く耳も
持っているのだと思った。

ただ、
大人が待てない。

子どもや若者が
人の話を聞き、

自分のことを考えている時、
すぐ答えを求めてしまい、

それも、
自分と同じ答えを出すことを求め、

自分が答えを言ってしまう。
あ、これ、私ですけど。

みたいな気がした。

だから、
というわけではないが、

むつみさんは物理的に
社員たちと少し距離を置くことにした。

したというより、
環境がそうしてくれた!

という方が当たっているか。

3月末から始めた社内の断捨離の結果、
私の席は、

書庫の奥になった。
ただし、

整理されたので、
以前のような吹き溜め的な場所ではなく、

副社長の席として、
そんなにおかしくない場所だ。

そして、
運命がそうだったの?

的に採用されたまっすぐM君が、
経理と総務を全面的に引き継いでくれて、

私の実務は確認だけになったら、
暇になるはずが、

よくわからないけれど、
色々なんだか出かけることが増え、

その書庫の席さえ、
あまり温まることがなくなった。

結果、
技術の進捗含め、

私はカッコマンH君と
ちょこっと相談!くらいの関わりになり、

あとは、
時々みんなの席を回って、

元気かな?確認、
みたいな感じと、

車の中での楽しいお喋り。
が、

社員みんなとの関わりになった。
あとは、

社内の組織システムを
『やってみてよかったら決まりにしよう』

みたいな感じで
つくっている。

社内整理整頓コンサルティングの
広沢かつみさんが、

うちの会社のコンサルをしながら、
『むつみさん、口出しすぎ』と言ってくれたのは、

本当に良かった。
中々自分が変われない時、

変わりたいと真剣に思うと、
環境が変われるように後押しをしてくれる。

そんな気がしている。

だからというわけではないが、
今日は、ずれた盆休みを貰い、

帰省していた娘家族の使っていたシーツを
ザブザブ洗っている。

口を出せない環境に自分を置き、
強制的に待つ!

それでも十分なほど
私はいつも喋っているから。

子どもも若者も
自分の人生を考えている。

ちょっと寂しいけれど、
待てる自分でいたいと思う。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役中野むつみでした。

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