日刊せみなりーBLOG

気長の効用?

更新日:2019/09/01

何かを変える!
という時、

絶対変えます!
的に強行するやり方が、

早く上手くいく気がしていたが、
生協ソシアを見る限り、

どうもそうではないらしい。

ただ今、
世の中はキャッシュレス時代。

我がマチ川沿の
生協ソシアでも、

全部で、
14、5ヶ所あるレジのうち、

二ヶ所をカード専用レジにした。
普通のカードと、

ちょこっとカードという、
なんというのかしら、

お金を入れておいて、
そこから引落す今風のものの、

二つが使える。
このレジでは、

ちょこっとカードに
入金もできないので、

事前に入金を!
と、レジの前では、

吹き込まれたアナウンスが、
ずーーーーーーーーーと、

流れている。
あら、これは便利で早いわ!

と、
カード派の私は、

ちょくちょく
このレジに並ぶのだが、

あれ?
現金で払ってる。

あれ?
入金してる。

あれ?
レジの方、何も言ってない。

これじゃあ、
専用レジにならないじゃん!

と、
最初の頃は思ったのだが、

本日、
日曜日は、

ちょこっとカードで5%引きのためか、
レジは馬鹿混み。

どこに並ぼうかと
早そうなところを見ていたら、

一緒についてきた8番孫が、
『ボク4歳だから、4番がいい!』

という。
孫には甘く、

4番に並んだら、
そこは、カード専用レジだった。

5%引きにしたいから、
ちょこっとカードで支払おう。

が、
残金が足りない。

めっちゃ混んでいたから、
娘に並ばせておいて、

私は自動入金機に行った。
少し多めに入金し、

娘が並ぶ列に戻ると、
前に並んでいた奥さんが、

慌てて、
ご主人に並んでいてもらい、

自動入金機に走っていった。
いつに間にか、

カード専用レジで現金を出す人は、
少なくなっていた。

これが、
生協特有の、

気長に待つ。
やり方だ。

レジ袋有料の時もそうだった。
まずは、

レジ袋不要の人に
ポイントを渡す。

これが結構長い期間があり、
充分にレジ袋がないことを

お客様に受け入れて貰って、
レジ袋有料に踏み切る。

今回は、
ある意味、

レジ袋有料より馴染むのに、
時間がかかるかも知れない。

南区は、
札幌で一番高齢化が進んでいる。

なにせ、
シルバー割引5%の時は、

日曜日より激混みになるから。

それに、
ちょこっとカードの普及も

まだまだのようだから。

そして、
レジ袋有料化の時は、

ポイントをプラスすると言う、
レジの方々にとっても、

言いやすい方法だったが、
今回は、専用レジです!

を言わねばならず。
で、

それもレジの方に
強制をしていない。

『もし、
現金を出したお客様がいたら、

言えたら、
言って下さい。』

そんな感じだろうか。

お客様にも強制せず、
レジの社員にも、

【言うこと】を強制せず、
でも、ズーーーーーーーーっと、

アナウンスを流し続ける。
なんとも、

気長なそして、
ある意味今風なやり方だ。

何事も、
言い続ける。

強制はしないけれど、
言い続ける。

会社のキャッシュレスも、
これが一番良い方法と、

思った次第である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役中野むつみでした。

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