日刊せみなりーBLOG

初利尻は!

更新日:2019/09/05

地場には、
大きな力があると感じた宗谷の旅。

今週は、
3日の夕方から宗谷に向かった。

4日の朝イチで
稚内のお客様と打ち合わせをし、

そのまま、
利尻で現地確認し、

その日のうちに稚内に戻り、
翌日、まあ今日ですが、

私は留萌で打ち合わせ、
稚内の同行者ねあかのT君は、

会社に戻ってから静内。
と、北海道楽しいドライブ旅行。

これを過酷と見るか、
すんげえ!と見るかは、

人によって違うと思いますが。。。

で、
3日の行きの車の中で、

『利尻は出来るだけ早いフェリーに
乗って帰ろうね』

と、
全く利尻に興味がなかった私。

うーん
興味が薄かったわけではないけれど、

なぜに利尻礼文が観光客が多いのか、
よくわからず、

『やっぱ、ウニが好きな人が行くんだね』
程度の認識で、

フェリーに乗る負担感ばかりが
大きかった。

4日、
早朝の打ち合わせが無事終わり、

さて、
フェリー乗り場だ。

どれどれ
代金は往復二人二等席で一万円。

事前にねあかのT君が調べてくれて、
車をフェリーに乗せるより、

利尻で軽自動車をレンタルした方が
今回は安いとわかり、

車は駐車場へ入れた。
一昨日から天気は最高で、

宿を取った天塩からも
利尻島が綺麗に見えていたくらいだから、

稚内港から船が動きだすと、
利尻島がはっきり見えた。

少し風が強かったが、
フェリーは思ったより速くて、

利尻礼文が
どんどん近づいてくる。

ねあかのT君はずっと甲板に出て
景色を見ていた。

私は風が冷たくて
甲板と部屋を行ったり来たりしていたが、

想定外の興奮が胸に湧き上がり、
一体これは何だろうと、

不思議な気がした。
利尻に近づくと、

利尻と礼文は一体化し
一つに見えた。

利尻富士が両手を広げて
迎え入れてくれている感じだった。

島に着くと
そこは綺麗な観光地だったが、

大手が入っていなくて
地元の空気に満ちていた。

うちが借りたレンタカー屋さんも
地元。

奥さんが、
『カードは使えないけど、

PayPayなら使えるよ。』
と言ってくれたが、

すみません。
私がPayPayを使えません。

乗り遅れているのは
私の方らしい。

私たちが借りたのは、
オレンジ色の軽。

3時間ガソリン込みで
5000円だ。

現場は海の近く、
と言っても利尻はどこに行っても

海が見えそうだった。
右手に礼文を見ながら、

ねあかのT君の運転でドライブ気分だ。

『あまりに美しすぎて、
仕事なのを忘れてしまいそう』

思わず本音が溢れる。

利尻礼文の風景は
不思議な感じ。

その大きさのせいなのか
その形のせいなのか、
北の海のせいなのか、

心が、
澄んで行く感じだ。

現地確認は
中々大変なところで、

ねあかのT君が奮闘してくれ、
ギリギリで2時40分のフェリーに

乗ることができた。
レンタカーを返しに行くと、

お店の方は不在で
電話連絡をすると、

『キーをつけて、
車は店の前に置いておいて』

とのこと。
なんとまあ、ステキなところ。

利尻に渡ったのに
昼ごはんも食べずに、

フェリーに乗って稚内に戻った。
今度は船尾の椅子に座り、

離れていく利尻を
ずっと見ていた。

なんだか
私の心を全てお見通し、

でも、
全部を受け入れるよ。

と言ってくれたかのような、
温かい姿だった。

また来たい。
利尻に渡りたい。

と、素直に思った。

全く予想もしていなかった利尻の魅力。
多分、

口では言えない魅力が
利尻礼文にはあるのだろうな。

まだ行かれてない方
騙されたと思って一度利尻礼文に!

できれば
フェリーを使って行って欲しい。

その島の姿に
心が震えること、間違いないはずである。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役中野むつみでした。

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