日刊せみなりーBLOG

小樽日和に

更新日:2019/09/14

『お客様、終点です。』
と、声をかけられて、

目が覚めた。
いつに間にか、

バスの中で、
ぐっすり眠ってしまったようだ。

今日は、
午後から所用があって小樽。

川沿からバスに乗り、
座って、

窓に寄りかかり目を閉じたら眠ったようだ。

春眠ではなく秋眠か。

目を開けたら、
バスの中は誰もいなかった。

運転手さんが
後ろの席まで誰か残っていないか、

確認に来てくれたらしく、
少々恥ずかしい。

眠っていて
運転手さんに起こされたのは、

めっちゃ
久しぶりだ。

記憶の中では、
高校生以来か。

私は、
南23条にある官舎に住んでいたので、

チンチン電車に乗って、
北18条の高校まで通学していた。

南23条から北18条までは
21個停留所があり、

時間は、
どのくらいかかっていたかなあ。

今のように循環ではなく、
北24条から教育大学前までで折り返していた。

これまた大昔は
教育大学はあいの里ではなく、

南21条西12丁目くらいにあったのだ。

今でも、
運転手さんに声をかけられたその時のことを

覚えている。
今日よりはるかに、

恥ずかしかった。

本日も、
恥ずかしかったけれど、

赤面はせず、
『ありがとうございます』

と、ニコッと笑って、
バスを降りた。

年の功はすごいものだ。

札幌駅は混んでいた。
そーだよなあ。

三連休始めの土曜日だ。
朝の寒さは去って、

秋の装いは、
少し汗ばむ陽気になっていた。

小樽行きのエアポートは
思ったより空いていて、

ゆっくり座ることができた。
銭函を過ぎて海が見えだすと、

観光客の方々が
パシャりパシャりと、

シャッターを押す。
薄曇りだったけれど、

増毛がうっすら見えて
味わいがある海だった。

小樽駅に着くと
想像以上の混みようだ。

今日は所用の前に、

小樽の
小高い丘にできたパン屋さんに行く予定だった。

樽商大に向かう地獄坂を登り、
途中から左に曲がる。

確か
緑という地名だ。

そのパン屋さんの名前は、
【ヨルトノ】

かなり山の上で、
住宅街で眺望も素晴らしい。

このパン屋さんは
若いご夫婦が始められた。

今日が開店初日、
小樽の所用は3時だったが、

パンがなくなっては大変と思い、
一時過ぎに来たのだが、

なんと!
すでに売り切れていた。

残念!
次回はもっと早く来る!

いっぺんに眠気が去って、
食欲が優っていた。

小樽の新名所の予感 、
ヨルトノ。

是非一度、
午前中にお試しアレ。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役中野むつみでした。

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