日刊せみなりーBLOG

食パンに思う

更新日:2019/09/27

お土産を頂いた。

有名な食パンで
一斤1000円もするらしいが、

『並んでも買えないくらい流行ってます』
とのこと。

折角なので、
事務室で切ってお皿に並べたら、

嬉しいくらい
みんなが寄ってきて食べている。

お土産のもう一つは、
栗羊羹!と思ったら、

違っていた。
京都のお菓子で

大きな栗が入ったブランデーケーキだ。

太い羊羹と間違うほど
重かった。

銀色のアルミを開けると
しっかりとしたブランデーの匂い。

ナイフを入れると
ゴロッとした栗にあたり、

切れないくらいだ。
オヒョー

食べたいが
今の私はその匂いだけで酔う。

こちらも
みんな寄ってきて

大きなフォークで
ケーキを刺す。

それでもはずれないほどの
しっかりしたブランデーケーキだ。

それにしても、
一斤1000円の食パン。

すごいなあ。
切った感じはふわふわで、

会社の包丁で切っちゃって
ごめんなさい。

の気分。
トーストも美味しいというので、

お腹が空いたら
休憩室のトースターで焼いてね!

である。

くださったお隣のKさん、
ありがとうございます。

日頃、口にすることのないものは
社員を元気にする。

1000円のケーキだったら
普通だけど、

1000円の食パンは
高級品だ。

栗羊羹だったら
あまり手が伸びないけれど、

ゴロゴロと
丹波栗が入ったブランデーケーキだと、

みんなが
ワイワイと寄ってくる。

これも
時代の変化なのだろうか。

くださったのは、
女性だ。

女性の感性で選んでくれたお土産は、
健やかS君もスノーマンK君も

穏やかO常務も
どれどれ、食べてみたい。

と、
寄ってくる。

この辺りの塩梅が
売れるかどうかの境目なのだろうなあ。

日中、
所用で街に出てくると

お買い物をしている8割は
女性だ。

土日だって
若い男性は増えるけれど、

やっぱり
女性比率は高い。

つくづく
日本の購買意欲は

女性が握っていると
実感する。

消費税が2%上がり、
洗剤や紙おむつの買いだめが

ニュースになっているけれど、
多分、

たまにしか食べない高級食パンは、
消費税が上がっても、

たまだから!
と買う気がするし、

高級ブランデーケーキも
お土産品なので

こちらも買うのでは
ないだろうか。

2%なら日常品を
女性はつめる。

なんて思いながら、
ブランデーケーキの匂いだけ

楽しんだ。

近頃は
うちの会社も

女性の優しい気が充満している。
高級食パンのように、

ふわふわで柔らかく、
高級ブランデーケーキのように

どっしりしている。
そんな女性の気が

これからは
大切なのではないかなあ。

なんて感じた。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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