日刊せみなりーBLOG

来たれ北海道時代!

更新日:2019/09/29

人の心が、
大切にされる時代が来ると、

実感した昨日。
ええええ!!!!

信じられない!

と、
もう一人の私が言うが、

私の第六感は当たるから。

それは、
旭川で行われた女性経営者の会でのことだ。

野花の会と呼ばれるその会は、
40周年を迎え、

埼玉県と千葉県で
メガネチェーン店を展開している久賀社長の

講演をお聞きしたのだが、
その久賀社長とランチを共にした。

久賀社長は、
41歳の時に起業した女性で

ただ今68歳。
その久賀社長が言うには、

十数年前に新卒採用したある男性社員は、
いわゆる仕事が遅い社員だったらしい。

サクサク
要領よく仕事ができない。

その理由の一つに、
お客様のお話をじっくり聞くので、

多くのお客様をさばけず、
売り上げが上がらない。

というのがあったのだが、
その彼の成績がここに来てグーンと

伸びてきたというのだ。
理由は、

高齢者の話にしっかり耳を傾けるので、
お客様からの信頼が高く、

結果として、
商品の売り上げが上がる。

単価が高くても
性能の良いメガネや補聴器が売れ、

そのアフターがまた丁寧なので、
次も売れる。

どうもそんな感じらしい。
そして、

それは、
お客様の年代を超えて

通用するようになっている。
というのだ。

お客様は誰だって、
自分の話を聞いてほしい。

聞いてもらわないと
自分の欲しいものが手に入らないから。

でも、
筋道を立てて

話せるお客は少なく、
だから、

じっと耳を傾けられる彼のところに
お客様が集まる。

ということらしい。

高度経済成長からバブル、
その後の経済の盛り返し含めて、

セカセカと
ものを売っていた時代は、

必要な説明を
売る側の立場で

立て板に水のごとく話していた。
今でもテレビショッピングは

その典型かも知れない。

で、
そのことと

北海道の時代は何が繋がるかというと、
その久賀社長が、

懇親会の二次会が終了した時、
こんな事を仰ったのだ。

『昨日は、
苫小牧支部の皆さんにお話をしました。

その時と今日と
私は同じ印象を受けました。

なんというのでしょうか。
皆さん、優しいのです。

苫小牧と旭川の距離が
本州だとかなりのもので、

その差は気質の差にもなりますが、
苫小牧と旭川は同じ優しがあります。

なんとも居心地が良い優しさです』
と。

私は同じことを
東京の女性経営者からも

言われたことがある。
北海道の人たちは、

商売の闘争心が足りないけれど、
助け合わなければ、

この寒さの中で
生きていけなかったから、

仲間を受け入れる大らかさは
きっとどこにも負けないのだ。

そののんびり加減は、
人の話に耳を傾ける、聞く、

という姿勢にも
繋がっていくし、

人を受け入れていくことにも、
繋がっていける。

すごい!と思う。

もちろん、
素材に甘えない料理と同じく

たくさんの工夫が必要だけれど。

時代はどんどん変わっていく。
さあ、自信を持って頑張ろう!

そんな気力が湧いた昨日だった。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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