日刊せみなりーBLOG

豊作模様

更新日:2019/10/01

今年は、
一体どんな気候なのだろうか。

昨日回った当別道民の森、
月形、増毛、留萌方面は、

すでに
紅葉がしっかり始まっていた。

9月末でである。

留萌のナナカマドは
葉っぱも真っ赤。だった。

ちなみに、
お米の収穫は、

深川も留萌も
まだたくさん残っていた。

月形は
作付け面積が少なめなのか、

それとも
人手があるのか

ほとんど終了していたが。

私は、
赤井川村の石川農園から

お米を買っている。
カッコマンH君の専門学校時代の友人で、

石川君は測量士だが、
今は辞めて農家を継いだ。

めっちゃ
一生懸命で工夫もするから

お米は美味しい。
その石川君とは、

Facebook友だちで
投稿もよく見るが、

今年は今日で
稲刈りが終わるらしい。

去年は、
台風で寝てしまった稲を刈るのが

間に合わなかったので、
今年はその教訓を生かして、

働き方改革くそくらえ!
で、長時間働き、

稲を無駄にせずに
済んだようだ。

彼はまだ40半ば、
無理が効く年だ。

深川や留萌の
まだまだ稲が残っている田んぼを見ては、

働き手が足りないのだろうか?
と、心配になった。

特に深川あたりは
米どころなので、

作付け面積が広い。
昨日の帰りに、

留萌の高速から田んぼを見て、
『急がないと!』と、

一人勝手に焦っていた。

昔、
経済学者の話を何かで読んだ。

その人は、

一年に一回しか取れない農業では
経済にならない。

と、言っていた。
だから、

農業の工場を
作るべきだ。

みたいな論調だった。
その時は、

ふーむ
と思うだけだったけれど、

今は、
その一年に一回が大切なんじゃあないか。

と思う。
だって、

食べるものは
自然からの恵みだもの。

ただし、
石川君は、

断熱材がしっかり入った倉庫に
米を保管し、

冬、夏共に温度管理をして、
籾摺りと言うのだろうか、

作業を季節ごとに行い、
夏場でも、

美味しいお米を
食べられるようにしている。

良い商品の流通に
農業経営者としての知恵を創造する。

そして、
広い作付け面積に対応できる機械を買う。

奥様もトラクターに
乗るそうだ。

でも、
自分のとこだけ良けりゃあ。ではない。

自分のところが終われば、
近くの農家に手伝いに行く。

機械も貸し出すそうだ。

そこが農家の昔からの
風習なのだなあ。

とはいえ、
赤井川村は後継者がいて、

若い仲間で
色々やっているけれど、

高齢化が進み、
せっかく豊作なのに

稲刈りが間に合わないなんて
起こらないように、

なんか
組織を作れないのだろうか。

私たちの命を支える米だから。

藻岩山は
まだ青々しているけれど

早い紅葉は
突然の寒さの前兆かも知れない。

農家の皆さま
よろしくお願い致します!である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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