日刊せみなりーBLOG

執着と未来の狭間で

更新日:2019/10/08

旭川の現場に行った。
正確には、東神楽町だ。

旭川の隣町なので
ついつい、

東神楽も旭川と言ってしまうが、
東神楽町民にとっては、

当たり前に全く違う町村だから、
間違って旭川と言うと、

え?!と言う顔をされる。

そういえば、
先日聞いた話では、

旭川の永山も
以前は永山村だったから、

今でも
永山の方々の団結力はすごく

強いらしい。

私は
うちの会社に入ってから、

本当に全道を回ったけれど、
多分、一番訪れたのが、

上川管内。
旭川付近だと思う。

その中でも、
東神楽町は、何度も行った。

今日のお昼は、
その東神楽町で食べたのだが、

お邪魔したお店は
大昔、調査をさせてもらったお店だ。

私は庭木の調査だったので、
店主さんも当たり前に

私のことは
覚えていなかったが、

私は懐かしくて
当時、

現場で食べていた、
鍋焼きうどんを頼んだ。

私は、どこの現場でも、
昼ごはんは、

あれば必ず鍋焼きうどんだった。
夏でもだ。

鍋焼きうどんは
不思議な食べ物で、

中身と値段が連動していない。
お店によって、

びっくりするくらい差がある。
それでも私は食べたいのだ。

もっとも、
現場の近くに、

鍋焼きうどんを
食べさせてくれる店があるのは、

稀なのだ。
今テレビで、

帰れマンデェー
と言う番組がある。

サンドイッチマンがゲストと一緒に
ローカルバスに乗り、

サイコロの数が出た数の停留所でおり、
食事屋さんで食事が食べられたら、

バスに乗れる。
と言う番組だ。

最初は意味がわからなかったが、
近頃は、

この番組を考えついた人は
すごいと思うようになった。

そのくらい、
地方に行くと外食をする場所が

少ないのだ。
東神楽には、

何店舗か
食事処があるが、

地方によっては、
かなり車を飛ばさないと

食事処がないところも
いっぱいあるのだ。

だから、
番組では、

バスを降りてから
食事処を探して何キロも

歩くことになる。

今日の旭川は
雨だったけれど、

厚着をしたので、
そんなに寒くはなかった。

でも、
鍋焼きうどんにほっとしたから、

やっぱり
寒かったのかな。

私は
今日の現場で

現場仕事は終わりにする。
だから、

現場での鍋焼きうどんも
今日が最終日だった。

それを
思い出の東神楽で食べられたのは

幸せだ。

あの時は、
雪を掘り起こして調査をしたんだよー

花神楽は
高くて泊まれなかったわ

などなど
同行したねあかのT君に話しながら

うどんを食べた。

今の時期、
夕暮れが早くて、

5時になったら真っ暗だった。
そこから大雨の中、

札幌に帰ってきた。

今日で私の現場仕事は終わり。
執着と未来の狭間にいるような、

不思議な東神楽の
現場だった。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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