日刊せみなりーBLOG

ガラスの蓋は我にあり?

更新日:2019/10/26

ガラスの天井という言葉を知ったのは、
勉強会で訪れたアメリカ領事館でだ。

改めてすごい場所に行ったなあ、
と思うが、

当時の女性の領事が
あまりに気さくで、

お友だちのお家に行った感じだった。

その時聞いたのが、
ガラスの天井。

アメリカにさえ、
女性にはガラスの天井があるのか!

と、驚き、
その時から、

ガラスの天井という言葉が
私の語録に加わった。

で、
改めて自分や周りを見てみると、

ガラスの蓋やガラスの壁が
多く存在していることに気がついた。

一番びっくりしたのは、
自分自身の中にも、

ガラスの蓋や壁があることだ。

ガラスの恐ろしさは、
蓋や壁や天井があるようには思わないことだ。

一番怖いのは
自分の中にある蓋や壁だ。

一つは、
光が入ってきているので、

自分は上を目指していると
勘違いしていること。

私、やってるもん!
みたいな感じだ。

ところが、
そのガラスは

光を通すが
熱を通さない。

ふと、
自分の心を見てみると、

上に向かうという情熱が
かけているのだ。

まあ、
見かけだけ頑張ってます!かな。

そして、
ガラスの壁は

仲間、友人、同僚、上司、家族etc
に、対してある。

ガラスなので
自分は意識をしていない。

ところが、
その隣人たちとの距離は

ガラスの厚さ以上には
縮まらない。

そして、
こちらも熱が伝わらない。

そして、
もっと怖いのは、

この蓋やら天井やら壁は、
自分だけでなく、

自分を取り巻く人たちの
ガラスの蓋やら天井やら壁にも

なってしまっていることだ。

えええ???
何言ってんの?
意味わかんない!

と、
思う方は、

自分の中にガラスの天井を持っていないか、
まだ気がついていないのかも知れない。

まあ、そんなことに気がついて、
そーだなあ、まずは、

自分の中のガラスの蓋を外し、
自分が作っているガラスの壁を

壊そうと
私はし始めた。

一番初めの挑戦は
歌の発表会出演!

いやはや、
見ていた夫と娘は冷や汗をかいて

真っ青になったらしいが
お陰で私はガラスの蓋を大きく外すことが

できた。
そーしたら、

自分がガラスの蓋になってることに
気がつき出し、

ただ今、
壁も天井も蓋も

壊している最中である。

あの子、
どうしてやろうとしないのかしら。

あいつは、消極的だ。
あいつは、考えない。etc。

自分の子どもや部下に
使われやすいフレーズだけど、

もしかしたら、
自分がガラスの蓋になっているのかも

知れない。
黒い蓋なら鬱陶しくて外そうとするけど、

ガラスの蓋なら、
冬は暖かいし、

夏は日傘を刺せば済むから。

そんなことを
考えている昨今だが、

そーすると
不思議に壁を壊すハンマーが

送られてきたりする。
生きるって面白いなああ。と思っている。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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