今日は旭川。

カッコマンH君、ねあかのT君と
一緒だ。

仕事の納品検定がある。

ちなみに、
年末の営業で

ハリマオウN社長も
旭川だと、

朝知った。

それで、
何がどう変わるわけでもないのが、

私たち夫婦。
別に仲が悪いわけでもない。

朝会が終わり、
私たちは先に出た。

検定は午後1時半からだが、
冬の天気は怖い。

早くに出て
時間が余れば、

待てば良い。
焦って飛ばすより、

遥かに安心だ。
担当のねあかのT君に

色々車内で予習的に聞く。
ねあかのT君は、

しっかり準備を重ねるタイプだ。

私は、
本を読みながら走るタイプなので、

時々苛立つけれど、
確実に力をつけてきている。

よし！大丈夫だ。
きちんと要点を押さえた返しに、

むつみさんは満足。

砂川辺りから雪が舞ってきた。
サービスエリアで一休みし、

アンバタサンがないかしら？
と売店を見たけど、

まだ、
今日分は入ってきていなかった。

柳月のアンバタサンは
超人気が続いていて中々買えないが、

サービスエリアでは
時折売っているのだ。

残念。
帰りに寄ってみよう。

車は、
ねあかのT君の運転で

旭川に入った。
雪は降っているが

早めに着いた。
しかし、寒い。

『やっぱり旭川は寒いですね』
カッコマンH君が言った。

昼ごはんを食べても
時間があったが落ち着かないので

お客様の駐車場で待つことにした。
ねあかのT君は、

書類を何度も見直している。

時間になり、
検定が始まった。

大きな事務室の中にある机の上に
書類を広げる。

ねあかのT君は、
準備した要点メモを見ているが、

ほとんどは
頭に入っているようだ。

よしよし。
それでも、

数字が出てくるので
間違わないように確認する。

良いわねえ。
そうそこが大事よ。

カッコマンH君も
口を挟まないが、

予想外の難しい質問が出ると
横からさっと答える。

良いわ。
チームプレーが感じられる。

検定が1時間を超えた頃、
ハリマオウN社長、シャイなO専務、

そして穏やかO常務が
挨拶回りにやってきた。

3人とも
こちらを見て

少し顔を緩めた。
へへへ

ちょっと恥ずかしい。

大きな現場だったので
検定は2時間を超えたが

無事終了した。
帰りの車の中で、

『この2年弱で
随分成長したね。

大したものだわ』
と、口に出た。

ねあかのT君のことだ。

うちの会社の仕事は専門的で
入社してすぐにできるものでもないが、

資格を取るにも
年数がいて、

自信もつきにくい。
それでも逃げずに頑張っていると

ある日、
スクッと伸びている。

なんでもそうなのかも
知れない。

先輩をうるさいと思ったり、
俺ばかりにフルな！

と、
泣きそうになりながらも、

食らいついていると
必ず伸びてる自分に

気がつく時が来る。
仕事っていいなあ。

と思う一瞬である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。