日刊せみなりーBLOG

プロの話は

更新日:2020/02/12

その道の
プロの話は面白い。

今週は、
続けてお聞きした。

日曜日は、
衛星から、

畑の状態をズーーと観察し、
農業研究をされている方。

こちらは
天候との関係らしいが、

詳しく聞いても
わからないので、

ふむふむ。
だったけれど、

天候の変化が、
すぐ止まるわけではないので、

様々な対策が
急がれているらしい。

そして、
昨日は、講演会。

法政大学教授堀川先生の
お話だった。

先生は、
日本都市計画学会石川奨励賞、

日本都市社会学会磯村記念賞
日本都市学会奥井記念賞

の三つを受賞。
それは、

町並み保存運動の論理と帰結

と言う難しい論文が
認められたものらしいが、

33年間も
運河保存運動をフィールドして

書かれたそうだ。
先生曰く、

日本都市計画学会賞は、
分野的に貰うのが、

あれ?みたいな感じらしい。

あ、先生のお話は、
めちゃくちゃリズミカルで

わかりやすく、
堅苦しくないのだ。

きっとこれは
これからの都市計画に

絶対勉強になると
その著書を買った。

まだ、
1割くらいしか読んでいないけれど

面白い。
で、

先生の講演は
1時間だったから、

お話は、
本当に入り口。

小樽でのフィールド風景を
お会いした人物像を含めて

熱く語っておられたのだが、
ひとつだけ、

私の心と頭に残ったのが、
今の日本のすべての状態は、

人間が考えて作っているもの。
と言うことだった。

ここは原生林が残っている。
というのも、

計画的に残しているんですよ。
勝手に残っているんじゃあないんです。

ふむふむ
それはわかる。

うちの会社の分野じゃあないけど、
大雪山だって、

事細かに
その生態は調べられていて

勝手に、
残ってるわけじゃあないから。

そーいう観点からすると、
すべての自然をどうするか、

も、
人間の責任になる。

この辺りから、
まちづくりに入っていくので、

話は面白いけれど
難しく、

こりゃあ
本を何度も読まないと

わからないなあ
とも思ったが、

どうも
小樽の街並み保存運動は

世界的に稀有な
重要なコトらしく

先生の論文は
今度英語版で出版されるらしい。

へええ。
小樽、すごいんだ。

と、
感心しつつ思ったのが、

小樽に行って感じる私の感覚は、
先生が論じていることと

同じなのだ。

先生曰く、
社会学の論文が、

都市計画学会で
評価されること自体が、

初めてのこと。

なんとなく、
これからのまちづくりの

芯というか
大事なことが

見えてきた気がした。
気象の変化は、

人間のせいなのか
地球の運命なのかはわからないけれど、

農作物が取れるように
研究を急ぐのも人間。

まちづくりを紐解き、
地球上のすべての人間が

幸せであるために!
と、研究を続けるのも人間。

なんか
すごいなあ。

と思った2日間だった。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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