日刊せみなりーBLOG

こんなことも人生初!

更新日:2020/06/10

人生初、
花を土に植えた。

まさに生まれて初めてだ。

母の日に、
三女が紫陽花の鉢をくれた。

鉢植えの花は
そう言えばもらったことが

なかった。
花屋さんに水のやり方を

教わった。
三女と同い年の

宮村さんという花屋さんは、
店舗を持たず注文商売だが、

転職して始めた商売で、
花への愛着がよくわかった。

『紫陽花は、
バケツに水を入れて

1日鉢を置いて下さい。
上の土がしっとりして来ます』

そうかあ
水を下から吸わせるのか。
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やってみたら、
土がいい塩梅に湿った。

その後、
時々バケツ水やりをした。

紫陽花は
少しずつ大きくなって来た。

ら、
はて、

この後、
どうしよう。

宮村さんに聞くと、
花が咲いて元気なうちに

土に植え直すと
根付くらしい。

ふーむ
今まで庭には縁がなく、

というか、
手が汚れるから土いじりは

しない。
と、決めていたのだが。

そのうち、
本当に紫陽花の背が

伸びてしまった。
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よし!会社の庭に

植えよう。
夫の会社の駐車場には

ほんの少し庭があり、
一年草が植えられているが

その横に
植えてみよう。

鉢からそのまま抜いて、
土に入れれば良いと

宮村さんは
言っていたっけ。

明日は雨だから、
植えるなら今日だわ。

昼に
スコップで硬い土を

起こしていたら、
カッコマンH君が、

それならやりにくいでしょ。
これが良いですよ。

と持って来たのは、
現場用品。

基礎の深さを
測ったりするとき

スコップよりも
少ない力で縦にスクッと

土を掘れる。
氷バサミの

大型版みたいなもので、
二つに分かれた先っちょに

土が入り、
手持ちを締めると

土が一緒に上がってくる。
見ないとわからないか。

これだと
基礎周りを掘っても

基礎に触ることがないから
安心だね。

と言いつつ、
結局全部、

カッコマンH君に
掘ってもらった。

乾いた土の下から、
湿った黒い柔らかい土が

現れた。
ここは、昨年まで、

実家の
庭だったところだから、

土が良いのだろう。
今は、

人工芝と一年草が
植えられているだけで、

寂しかったから
紫陽花のピンクが嬉しい。

居間には大きかった紫陽花は、
外では随分と

小さく見えた。
カッコマンH君がほぼ掘った穴に、

紫陽花を
鉢から移し、

また土をかけただけ。
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これを土いじりと言うのか、

少々なんだけれど、
それでも私には初体験。

手は土で少しだけ
汚れたけれど、

パンパンとホロって
会社に戻った。

大きな駐車場の端に
小さく咲く紫陽花。
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なんだかとても
愛おしく、

まるで
家から長女が、

本州の大学に
行ってしまった時のようだ。

大丈夫かな。
頑張ってよ。

あー
コロナ以降、

どうも
心がおセンチ模様である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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